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2013年07月31日

ニチニチソウはスゴイ


ニチニチソウはスゴイ、一番暑い時期の花壇の花だ

ニチニチソウ Catharanthus roseus
英名 Madagascar periwinkle  中国名 長春花
キョウチクトウ科 ブラジル原産

 記録的な少雨で、植物たちはしおれ気味で枯れているものも見かける。そんな中、スゴイのがニチニチソウだ。白やピンクの花をいっぱい咲かせている。
 夏の草花を花壇に植えるのは至難の業だ。ニチニチソウはたしかに暑さ、乾燥にも強くて花つきよく、長期間の栽培にもたえてくれて、重宝する。しかし、大敵がいる。キョウチクトウスズメという蛾の幼虫が食べて、花壇のニチニチソウが数日のうちに消滅するのは珍しくない。幸い今年はまだみてない。
 今日のニュースで8月も少雨傾向とのこと。やはりまとまった雨は台風頼みのようだ。明日も、明後日もニチニチソウに幼虫がついてないか注意深く見ていくことにしよう。
  


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真っ白の花は香りが良く、青空に映えていた

マツリカJasminum sambac
方言名 ムイクワ
英名 Arabian jasmine 中国名 茉莉、茉莉花
モクセイ科 東南アジア原産

 今日、西原町の住宅街で真っ白のマツリカの花がいくつも咲いていて、いい香りを放っていた。
 マツリカの花のそばを通過する際に甘いジャスミンの香り。たまらず、帰りも同じ場所を通った。オオバナアリアケカズラ、マツリカといい、どうも熱帯の花は暑さや乾燥にも強いようだ。雨が降ってないにも関わらず、葉や花はしおれてなくて元気だ。
 この文を書いていたら、またマツリカの香りを思いだした。あまりにも熱いので、冷蔵庫にサンピンチャの缶(香りづけにマツリカの花を使う)があったのを思い出し、飲んだらまた思い出した。
  


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浦添、沖縄の夏の色になりつつあるオオバナアリアケカズラ

オオバナアリアケカズラ Allamanda cathartica 'hendersonii'
英名 Henderson Allamanda
キョウチクトウ科 ブラジル原産

 梅雨が明けてから雨が降らない。台風の接近予想はあったが雨は降らなかった。そなん中、例年より花数が多い熱帯花木がある。真夏の時期の救世主と言ったところか。ゴミ集積所の網に這わせた黄色がまぶしかった。
 オオバナアリアケカズラは浦添市の市花。ちなみに市木はホルトノキ。この両種を知っているとしたら、浦添市民か浦添が大好きな方なのだろう。性質は強健で乾燥や暑さに強く、まさに「てだこ」の民の象徴だ。祭りの花火はスゴかった。でも、明け方近くまで宴会をし、ゴミをまき散らしたのはいただけない。
 とにかく、オオバナアリアケカズラは真夏の花。黄色い花は浦添、いや沖縄の色になりつつある。
  


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熱心に聴き耳をたてる参加者たち

 今日の午後、沖縄市の子供の国で開催された沖縄有用植物研究会の第46回立花塾に参加した。今日のテーマは友人N氏の「野菜作りの話-栽培・土壌管理・施肥等-」の話。
 N氏は現在本土出荷のハーブ類栽培の担当をしている。冬は沖縄、夏は本土各地で栽培し、エスニックやイタリアン料理に欠かせない素材を扱っている。沖縄での長年の栽培経験もあり、タイやヨーロッパを視察していて、栽培に使う種子類はタイなどからも取り寄せている研究熱心だ。千葉県の栽培している箇所を視察してからりショックがあったことから、今回の話になったとのこと。とにかく栽培する土壌が違いとのこと。
 とにかく、有用な植物を栽培すねるにあたって、大事なのは栽培する植物の原産地のみならず、性質をよく理解すること。土、水の与え方、施肥の仕方、全てについて理解することが最も重要だと力説した。例だと、スイードバジルは沖縄で育てるのは気温の低い時期、夏は内地の涼しいところ。ところが、紫外線をかっとするネット下で栽培すると、りっぱな出荷品になる。しかし、紫外線の強い沖縄ならではの植物たちの特徴はハーブ本来の性質を引き出してくれるとのことだ。見てくれは悪くても、本物ということだ。
 作物栽培で出荷することを想定しての種まきは、そろうことが大前提。ところが自然の種子たちは府沿いが当たり前。これが種の多様性であり、強さや食べ物本来の栄養とのこと。F1の種で発芽がそろい、均一の品は理想だが、これでは本来の食べ物ではないとのことだ。沖縄農業の生き残りはまさに、古くから伝わる沖縄野菜の活用、新規に導入された物の生かし方にかかっていると締めくくった。
 会員らがかかわった印刷物の紹介、会の補助金の審査が受かったこと、春先に配布したレンコンが育ち開花したこと、珍しいハイビスカスの品種が配られて終了した。
  


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2013年07月27日

絞め殺し木


県木・リュウキュウマツに張り付いたガジュマル

 今日、近くの山野を散策していたら、上はリュウキュウマツの葉があるのに途中は青々とした別の葉がある光景を遠くから見つけた。
 近づくと、なんと高さ15メートル、幹の直径は50センチあまりもある大きなリュウキュウマツにガジュマルの幹が網目状に張り付いていた。絞め殺し木の真骨頂のような光景に、しばし眺めていた。
 近い将来、ガジュマルの幹がリュウキュウマツの幹を覆い尽くし、枯らしてしまうと想像される。20数年前に、「絞め殺し木」の良い見本はないか、知人に聞かれたこを思い出した。これだなとつぶやいた。  


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最初見たときから好きだった、タチバーベナ

タチバーベナVerbena bonariensis
別名 ヤナギハナガサ、サンジャクバーベナ
クマツヅラ科 南米原産

 タチバーベナをはじめて見たとき、園芸種だと思っていた。後から知ったことだが帰化植物なのに紫色の豪華な花に見えたのだ。この思いはいまでも続いている。
 ところが、最近至るところに生えていたはずのタチバーベナが少なくなっているような気がする。沖縄の路傍や畑地周辺、荒れ地はもはや帰化植物だらけで、エイリアンの世界の熾烈な競争をみているような気がしてならない。もちろんタチバーベナもその一つだ。
 よく、自然はやんばるが言いというが、こうした足元の自然をじっくりと見ると、ロマンに溢れているというか、生物たちの生存をかけての戦いを垣間見ているのかと思うと、とっても楽しい。タチバーベナ、行く末を見守りたい。え、あんたが先だよ、そうかな。
  


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ギョボクにいるツマベニチョウの幼虫観察、子供はすぐに触ろうとするのに母たちは遠巻きだ

 20日の土曜日。八重瀬町の植物・昆虫教室に参加した。
 大型バス1台り貸切で、親子合わせた50人ほどが夏休初めての自然観察をした。2チームに分かれて、ハゼノキやクワズイモはかぶれる、セミの好きな木、やっぱりクワガタの集まる木などを探した。草地にはバッタ類、散策路沿いにはいろいろな蝶たちがいた。シークワサーの葉の上にいるシロオビアゲハの鳥の糞に似た幼虫や、ギョボクの葉の上でコブラのように頭を持ち上げるしぐさの幼虫に目を丸くし、触ってもいいとの希望。もちろん了解した。
 オオゴマダラがフワフワと飛んでいるのに殺到、意外に捕まえられないものだ。きれいなタマムシやオキナワキノボリトカゲを捕まえている子ども達もいた。子供たちのパワーに圧倒されっぱなしの時間だった。  


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ビョウタコノキの種子が熟して落ちてしまった箇所にルリタテハは夢中だ

ルリタテハ Kaniska canace ishima
タテハチョウ科 沖縄各島に分布

 ビョウタコノキの熟する果実を見ていたら、隣らに種子がすべて落ちてしまった坊主頭のような箇所にルリタテハが数匹来ていて夢中だ。
 目的はというと発酵していて吸汁のため。ルリタテハはこのところ数が多いといろいろな方から情報をもらっている。そのためなのだろうか、タイワンモクゲンジの幹やタブノキの幹をはじめこの時期樹液がでて虫が集まる箇所には、全てルリタテハがきているようだ。
 赤い帽子に蜂蜜をしみこませ、あたかも赤い帽子が好きなのかもしれないとオオゴマダラを集めていた様子を想像したら、ルリタテハも来るかもしれないと新たな遊びを考えてしまった。  


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ランタナの花に訪れ口吻を伸ばすオオシロモンセセリ

オオシロモンセセリ Udaspes folus
セセリチョウ科
 奄美大島,加計呂島,請島,沖縄島,伊平屋島,古宇利島,
 伊江島,久米島,粟国島,宮古島,伊良部島,石垣島,
 西表島,波照間島,与那国島、東洋区に広く分布する。

 21日、浦添大公園にて珍客に出会った。今まで姿を見かけなかったオオシロモンセセリだ。ランタナの葉に止まっていたが、しばらくすると、訪花した。
 実は、数日前虫仲間のNさんから最近オオシロモンセセリ見かけないなー。去年の台風被害からもどってなくて、増えるのにしばらくかかるかもしれないとの話だった。 
 でも、たった1頭だけだが、確認することができた。今後、増えてくるに違いないと淡い期待をもった。
  


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網にかかったリュウキュウツヤハナムグリに糸をまく、オオジョロウグモ、近くに雄や居候のクモもいた

オオジョロウグモNephila pilipes
ジョロウグモ科 南西諸島
 昨日、浦添大公園を探検していたら、網にかかったリュウキュウツヤハナムグリをオオジョロウグモが糸を吐きながらグルグルまきしている途中に出会った。途中、クマゼミやリュウキュウアブラセミも網にかかっていた。
 そうか、夏のこの時期にたっぷり食べて、夏の終わりごろにはあんなに大きくなるのだと納得した。それにしてもハナムグリ、体が硬いのだ大丈夫なのかと思ったが、意外にもろかった。近くには、ホルトノキの幹から出る樹液をなめようと、張り付いているヤツが何匹もいるし、花にもたくさん来ていた。少々食べられても、ビクともしない数のようだ。
 オオジョロウグモは日本最大になるクモとされている。これからも山野を探検中、どんな生物が網にかかっているか、注目したい。
  


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果実はバレーボールより大きく、熟したら種子は付け根から路面に落ちていく

ビヨウタコノキ Pandanus utilis
英名 Common screw pine
タコノキ科 マダガスカル原産

 6月5日に紹介した、浦添大公園のビョウタコノキの実が熟し、種子が路面に散乱している。
 パイナップルに似たが実は小さな種子の集合体。熟したら1個ずつ落下してくる。種子がついている付け根は鮮やかな黄色なので、青空に映えてきれいだ。植物園にいるときは多量に採取して集めて撒いて、ものすごい数の苗を作っていた。これらの苗は成長し、沖縄中で見られる要因になっている。
 同僚のSさん、落ちた種子をまいて苗を作って見たいと希望。近くに雄株がないと受粉してない可能性があることを指摘、それでも撒くのかな。  


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内間御殿のサガリバナ、陽が落ちてすぐなので、半開きだ

サガリバナBarringtonia racemosa
サガリバナ科 インド、マレー半島~沖縄に分布

 昨日、西原町の内間御殿のサガリバナの開花状況を見に行った。去年の台風被害の影響なのか、花数は少なかった。それでもやっぱりサガリバナ、花の魅力は変わらない。
 内間御殿のサガリバナを見に行くきっかけになったのは友人からの電話。なんでも各地のサガリバナの開花状況が例年なく花数が少ないらしいと言うのだ。そんな理由で調べに行った次第。新聞紙上では各地の開花状況を知らせているが、今年は各地とも花数は少ないのが現状だ。
 サガリバナは夏の花見の代表格だ。昼間観賞するヒカンザクラに比べて、真夏の涼しい夜間に観賞するサガリバナ。季節感の乏しい沖縄ならではの自然の楽しみ方だ。  


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イワダレソウがないので、ヤナギバルイラソウで育てたタテハモドキの終令幼虫

タテハモドキJunonia almana
タテハチョウ科 奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,
        小浜島,黒島,新城島,西表島,鳩間島,外離島,
        波照間島,与那国島,南大東、東南アジアに分布

 十数日前に大宜味村でタテハモドキの蛹を見つけた話は書いた。その時に、小さな黒い幼虫も採取し飼育していた。その幼虫が大きくなったので撮影し、紹介する。
 実はタテハモドキ、十数年ほど前にはどこにでも普通にいるチョウだった。ところが最近めっきり見かける数少ないのだ。虫仲間からの指摘もあり、原因を探っていたら、このチョウの幼虫が食べるクマツヅラ科のイワダレソウの激減に原因があるのではと、推測されるようになった。というのも、沖縄の除草剤の使い方は異常だと言う話を内地出身の型から聞いた。路傍の草たちの顔ぶれがすっかり変わってしまったようだ。そう、イワダレソウが路傍から消えてしまった。
 そんなこともあり、タテハモドキの幼虫を探していたらビンゴ、饒波で見つかった。どこにでも普通にいる虫たちが、環境の激変でこんなに翻弄されるのかと思うと、なんとも切ない気分になってしまった。
  


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ユウナに似た花が咲き、オクラにそっくりの果実がついていた

リュウキュウトロロアオイAbelmoschus moschatus
方言名 ジジヤカ、ティンジンブタン、アマチアレーフサ、ユナバヤサチヤ
アオイ科 各島

 真夏のこの時期、山野の路傍には大好きな黄色いリュウキュウトロロアオイの花が咲いているのを見かける。ただし、路傍の変化で花を見る機会は少なくなっているのは残念だ。
 ここ数年、年のように花の開花を楽しみにしていた所があった。そして、今年も正確にユウナ、オクラに似た大きな花を咲かせていた。この植物、山野の劇的な変化でなくなりなりつつある。あまりにも立派な花なので知り合いの育種家は、この血を入れて新品種を開花させている。というのも、沖縄に自生しているので自力があり、よく生育し、開花するからというのが理由。
 方言のアマチアレーフサは髪を洗う草の意味。ユナバヤサチヤはオオハマボウのような花が咲くという意味。方言の方が和名より意味のある名前のような気がする。
 さて、成熟した果実を採取してきた。種をまくぞ、と心に決めている。  


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葉の裏で休憩するウラナミシロチョウ

ウラナミシロチョウ Catopsilia pyranthe
シロチョウ科 沖縄が分布の北限、東洋区に広く分布

 ウラナミシロチョウがウスキシロチョウに紛れて飛んでいるのをよく見かけるようになった。去年は6月の中旬だった、今年も同じころからなので、例年通りだ。
 では、いつもどこからやってくるのだろうか。古くて新しい疑問。沖縄の蝶たちの何種類かは毎年、初夏から秋にかけて南風か自力なのかは不明だが、南の生息地から新天地を求めてやってきている。ウラナミシロチョウもその一つとして考えられていて、時に状態がいいと年を越しても成虫がみられるときがある。そう、いつもの年は絶えてしまう。その都度、初夏には南からやってくるのだ。
 幼虫の食べる植物はマメ科ハブソウ、エビスグサが代表的。最近栽培が少なくなったので、以前のような爆発的な成虫は見られなくなった。だが、ウスキシロチョウと同じナンバンサイカチ(ゴールデンシャワー)を食べるようになったせいか、少ないながらも見ることができる。今、食草の一つマメ科ハナセンナを育てている。観察にチャレンジだ。
  


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イタジイの幹に這って、開花するタカツルラン

タカツルランGaleola altissima
ラン科 奄 徳 沖縄 石垣 西表

 去年、7月のはじめに大宜味村でタカツルランの開花を見たが、今年も運がいい、先日名護城公園でイタジイの幹に這って開花するタカツルランを見た。
 感激だ。3年連続でタカツルランの開花を見てしまったのだ。2年前の7月、明治山で開花に再会した。さかのぼること、十数年前にも同じ場所で開花を見ていたのだ。しかし、別の場所での出会いはほとんどなかった。偶然なのだろうか、たまたまなのだろうか、野生蘭ハンターの血が騒ぐ。
 最近は、やんばるの深い山に入ることはないので、野生蘭を探すこともない。ただ、今でも懐かしく思う。新情報を求めて、ロマンだったなー。
  


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イネの葉を綴り幼虫は巣をつくる、開くといました、ゴメン家を壊してしまった

イチモンジセセリ Parnara guttata
セセリチョウ科
 奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊江島,久米島,宮古島,石垣島
 竹富島,小浜島,西表島,本州,四国,九州,種子島,
 屋久島から記録があり、国外では台湾,中国,朝鮮半島に分布

 14日、名護城公園内にあるせせらぎ広場の水田に育つイネにイチモンジセセリの幼虫がいることを確認した。どうやら、連続して発生しているようだ。
 この水田、4月に田植えが行われ、例年7月初めにイネ刈なのだが、イネの枯死で補植し生育が遅れてしまったようだ。イチモンジセセリは去年も多く幼虫がいたので、害虫として数回除去されたと聞く。今年はというとイネは例年の1/3程度だ。
 この日はイネ刈、イチモンジセセリはこの水田では発生は不能になった。水田はその後田お越しされて乾燥させたのち、再び水を引き田植えが行われる。イネが植えられたその後、イチモンジセセリがやってくるのかが楽しみだ。
  


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2013年07月14日

ヤマトシジミの蛹


カタバミの枯葉にくるまれて蛹になったヤマトシジミ

ヤマトシジミ Pseudozizeeria maha okinawana
シジミチョウ科
奄美大島,沖縄島,宮古島,伊良部,下地島,池間島,多良間,石垣島,
竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,波照間島,与那国島,北大東島,
南大東島,尖閣に分布

 ついにヤマトシシジミの蛹を撮影した。
 どこにでも、普通に年中見ることのできるヤマトシジミの幼虫や蛹は、今まで観察がおろそかだった。十数日前、プランターの雑草を除去していたら、なんとカタバミがあり、ヤマトシジミの終令幼虫がいたのだ。すぐに飼育容器に入れて、幼虫を撮影した。さらに飼育して、蛹になるのを待つことにした。
 ついに、先日蛹をカタバミの枯葉から見つけ、撮影することができだ。いつでも見ることのできるものが、実は知らないことが多いのを実感。あれー、1か月前は少なかった成虫
が、ここ数日やたら目立つ数になってきた。なんだろう。
  


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吸水していのは♂と思われる、何頭いるのかな

アオスジアゲハGraphium sarpedon
アゲハチョウ科 日本、南西諸島、台湾、東南アジアに広く分布

 以前にも紹介したが、アオスジアゲハの集団吸水はとっても気持ちがいい。
 実は、アオスジゲハ、沖縄島はどこでも数が多い。去年の台風の被害で激減した反動なのか、どこもかしこもと飛んでいる。そのため、雨が降らない日が続いたので、水を撒くと吸水にやってくるし、河原の水がしみでた箇所は、集団をつくりやすい。
 大集団とはいかなかったが、まあまあ満足の行く集団吸水の撮影をすることができた。台風襲来の時期になった、今後の個体数の動向を観察することにしている。
  


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2013年07月12日

沖縄昆虫夜間採集会


灯火採集での記念撮影

 去年に引き続き、6日の土曜日の夜、大宜味村のネクマチヂ岳近くの展望台で灯火採集を行った。
 夕方雨が降った。蒸発した雨が霧になって麓から、雲のように湧き上がってきた。日暮れは遅く、点灯しても虫はこない。午後8時すぎにようやく集まり始めた。同好会の会員の出足遅く、虫と一緒だった。
 去年は5月の下旬、期待した7月の三日月の闇夜、成果はまあまあと言ったところか。一人、二人去り、消灯し就寝は午前様のリバークだったが、体がホテッテ寝苦しい夜で、いつの間にか早い朝がきていた。
  


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