てぃーだブログ › 浦添大公園友の会 › 2014年10月

翅を半開きにして紅色をみせてくれたツマベニチョウ

ツマベニチョウ Hebomoia glaucippe liukiuensis
シロチョウ科
 奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,伊良部島,来間島,
 多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,
 波照間島,与那国島,尖魚;九州南端,種子島,屋久島に分布

 もう少し翅を開いて美しい紅色を見せてくれ、と頼んだら、やっと少しだけ開いてくれた。その瞬間を逃さず、カシャリ。
 昨日、南城市糸数城跡でのことだ。ここは割にツマベニチョウがいつも見ることの出来る、数少ない場所だ。涼しい1、2月に数が少なく、ほぼ1年中飛翔する姿を見かける。ツマベニチョウは日本に生息するシロチョウの仲間では最大。飛翔力が強く、高く飛んでいても、目に入る。
 そんな大好きなツマベニチョウ。翅を開いた場面の撮影が出来ないでいた。次はもう少し、美しい紅色を見せたときに撮影したい。
  


Posted by まさぼー at 16:02Comments(0)


小生が標識した個体、放すとすぐに花にとまり蜜を吸い始めた

アサギマダラParantica sita
タテハチョウ科 本州から南西諸島にかけて生息する
 
 今日、虫仲間のNさんと本部半島に行き、アサギマダラの北からの飛来捕獲とマーキングをしてきた。
 Nさんが北から飛来した個体2頭、小生が1頭捕獲した。この記録はネットに配信し、どこで、だれが、いつ標識し、何日でどのくらい移動したのかが配信されてくる。この秋、これまでに10頭あまり、虫仲間が本土各地で標識された個体を捕獲した。まだまだ記録が伸びそうだ。
 アサギマダラの移動について、テレビで放送されるとの情報が入っている。楽しみにしている。今日、再捕獲したアサギマダラはどこからなのだろう。ワクワク、ドキドキだ。
  


Posted by まさぼー at 18:40Comments(0)


羽化したヒメイチモンジセセリ、足元は蛹の入っていたイネの葉を綴った巣

ヒメイチモンジセセリParnara naso
セセリチョウ科 奄美,徳之,沖永,与論,沖縄,伊是,渡嘉,久米,多良,
          石垣,小浜,西表,波照,与那,北大;東洋区 に分布

 飼育していて蛹になっていたヒメイチモンジセセリが今日、羽化した。
 数十年ぶりに成虫を見たのは一昨年、そして去年はイネから幼虫を採取し、羽化させることに成功した。今年はどうなっているのだろうと、水田のある場所に出かけて、発生状況を観察してきた。
 名護城公園のせせらぎ広場に小さな水田があって、二期作をしている。子供たちも体験するので無農薬。そのため、水田の生物たちがたくさん。その一員にヒメイチモンジセセリが加わっている。今後を見守りたい。

  


Posted by まさぼー at 15:01Comments(0)


やんばるのカーブチより小さかった実

カーブチーCitrus keraji var.kabuchii
ミカン科 琉球列島固有種

 昨日、沖縄市に出かけたときのこと。車を駐車した目と鼻の先にカーブチが実っていた。こんな近くにあるとは、意外だった。
 カーブチの時期は毎年のように多量に食べていたが、ここ数年食べてない。そこで、1個はと頂戴した。食べたら熟してなく、酸っぱかった。もしかしたら、シークワーサーだと思い、誰もてを出してないのかもしれない。やんばるで見るカーブチよりかなり小さい。
 このカーブチ、生育具合から、誰かが植えたものではなく、種が発芽して生育し、実をつけるまでになったものだと推察している。ついでに、挿し木用の穂木を採取し、挿し木した。  


Posted by まさぼー at 18:51Comments(0)植物

ツバキの接ぎ木は奥が深かった

 今日の午後、沖縄市農民研修センターで開催された沖縄有用植物研究会に参加した。今日の講座はツバキの接ぎ木。
 講師はツバキの会のMさん。一通りツバキの接ぎ木について解説の後に、実技が行われた。初めて見る鮮やかな手つきと方法に感嘆する。質疑応答の後に各自におかれた鉢上に接ぎ木する元木と接ぎ穂を準備して実技を行った。ツバキは硬い。台木の三角に削るのに難儀、さらに接ぎ穂も三角に削った。上手く合致させてメデールのテープで固定し、殺菌剤を塗る。さらに接ぎ木した元木が動かないようにビニルテープで固定、さらにさらに湿度を保つためにビニル袋をかぶせた。
 なんと、これからが肝心なのだとの説明。毎日のように状態を見て、散水し湿度を一定にし、成功するまで日陰で管理する。
 体験したツバキの接ぎ木は方法、技術とも奥が深かった。他の花木や樹木に応用できるはず、これからもやってみたいと思った。  


Posted by まさぼー at 17:46Comments(0)植物

イワカワシジミの終令幼虫の住まいを壊してゴメンと言って、新しい実につけた

イワカワシジミ Artipe eryx okinawana
シジミチョウ科
 奄美大島,徳之島,沖永部島,沖縄島,古宇利島,伊江島,
 渡嘉敷島,阿嘉島,久米島,宮古島,多良間島,石垣島,
 小浜島,西表島,波照間,与那国島

 17日、名護城公園に行った時のこと。クチナシの実にイワカワシジミの幼虫が居るのかを探していたら、実に穴が開いていたので、割ったら終令幼虫がいた。
 今年の夏はクチナシの実が豊作で、イワカワシジミの数も多かった。野山に行く度にクチナシの実は食べられて空洞が多かった。これでは秋に食べる実はないのではと思っていたが、ちゃんと残っていた。
 実の中は橙色に熟し始めている。稀に橙色の翅色をした成虫が羽化するが、この色なのだろうか。撮影した幼虫は、ゴメンと言って新しい実につけた。  


Posted by まさぼー at 19:55Comments(0)

美味しそうな新芽と花、実が熟すのが楽しみだ

シマグワ Morus australis
方言名 クワーギ、クワーギー、クワギ、ナンデーシ、ナネーズ
英名 Mulberry
クワ科 台湾、日本、沖縄各島に分布

 今日、公園管理事務所近くのシマグワを見たら、なんと新芽がでて多数開花していた。
台風19号の被害で、葉は大部分が吹き飛ばされて、残ったものも茶色に変色して落葉していた。この株、これまでに一番多くの花を咲かせている。
 開花の次は実が熟すのが楽しみ。花と新芽をまとめて食べてみた。サラダにはちょうどいいなー。  


Posted by まさぼー at 17:18Comments(0)植物

ハマビワの花で蜜を吸うリュウキュウミスジ

リュウキュウミスジNeptis hylas luculenta
タテハチョウ科
 奄美大島,沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,
下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島、台湾に分布

 チョウは花に蜜を求めてやってくるのが普通。17日、名護城公園で開花していたハマビワにリュウキュウミスジが訪花した。
 都市公園愛護活動の一環として参加者が清掃活動をしていた。道路沿いに積もった落ち葉をはいて集めて撤去する作業だ。
作業風景を写すはずだったが、道路沿いに生えているハマビワの花にチョウが蜜を求めてやってきたので、目はチョウに向いてしまった。
 他にはアカタテハ、イシガケチョウもいた。台風の被害で花が少ないはず。ハマビワの花は貴重な蜜源になったと思う。  


Posted by まさぼー at 19:02Comments(0)

群馬県から飛来したアサギマダラの♂

アサギマダラParantica sita
タテハチョウ科 本州から南西諸島

 昨日、本部町大嘉陽林道にて、翅にマジックH・H MZ 656 8/18の標識の入ったアサギマダラを再捕獲した。
 帰宅後、すぐにメーリングリストに配信したところ群馬県 嬬恋村 万座スキー場で標識されたことが、移動情報として配信されてきた。60日間で 1,478kmも飛んできたのだ。群馬県で標識した個体の再捕獲は初めてだ。調査の幸先はいい。
 これから、本格的なアサギマダラの飛来があるとみている。この秋、何個体の再捕獲があるか楽しみになってきた。
  


Posted by まさぼー at 19:06Comments(0)

花壇にサルビアの苗を植える園児たち


清掃活動を行う参加者

 10月は全県あげての緑化月間。今日、名護城公園では都市公園愛護活動の一環として「風の和保育園児と先生」が名護城公園の遠路沿いの花壇にサルビア苗の植え付け体験があった。
 さらに午後は、県北部土木事務所、造園協北部支部、建設業北部支部その他が参加して清掃作業が行われた。台風19号の被害で落ち葉が多かった遠路は、すっかりきれいになった。
 
  


Posted by まさぼー at 18:41Comments(0)その他

引き込まれるような翅の輝きを放つツマムラサキマダラ

ツマムラサキマダラ Euploea mulciber barsine
マダラチョウ科 沖縄島,石垣島,西表島,波照間島,与那国島、
          東南アジアに分布

 昨日、中城の森で待望の輝きを撮影した。ツマムラサキマダラ雄の翅の輝きだ。実にすばらしかった。
 一度個体数が激減したが、今年の秋は回復してきている。きれいな雄を見るたびにカメラを向けるが、翅を開いてくれない。開いて、カメラを構えると翅を閉じてしまうし、動きが早くついていけない。
 でも、昨日はおとなしい個体がいて、撮ってくださいと翅を開いてくれたのだ。ラッキーだ。シャッターは何十回も押してしまった。  


Posted by まさぼー at 18:52Comments(0)

翅表が光り輝くので小さなモルフォチョウに見えたムラサキシジミ

ムラサキシジミ Narathura japonica
シジミチョウ科
 トカラ中,奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,
 西表島、本州,隠,四国,九州,対島,壱岐,五島,甑島,種子島,
 屋久島、朝鮮半島等に分布

 今日、久しぶりに糸数城跡を訪れたらムラサキシジミが日光浴していて光っていた。翅表が光り輝く姿を初めて撮影した。まるで、小さなモルフォチョウに見えた。
 目的はアサギマダラが北から飛来しているのではと思ったが、いなかった。まだ早いようだ。台風19号の被害で森はかなり明るくなっていた。また、チョウが蜜を求めてやってくる花類も少なかった。花の咲いてする場所はチョウたちが群れていた。
 ムラサキシジミは糸数城跡で数回記録しているが、生息はしてないと思う。おそら北部の発生地から飛来した個体だ。  


Posted by まさぼー at 17:52Comments(0)

ニチニチソウの苗を植える園児たち

 今日の午前、浦添大公園の花壇にライオンの子保育園児と先生、県造園協中部支部、浦添シルバー合わせて50人あまりが参加して草花植えつけ体験を行った。
 草花植えつけた体験は、都市公園愛護活動の一つとして企画されたもので、4日に開催が予定されていたが台風で順延、11日も台風のため中止となっていたが、保育側と日程調整をし、本日の開催となった。
 最初はなれない子供たち、次第にコツをつかみ250株余りのニチニチソウを植え込み、水やりを行った。
  


Posted by まさぼー at 17:16Comments(0)その他

白い花の終わった後、丸い果実が多数ついていた

アメリカネナシカズラCuscuta pentagona
ヒルガオ科 北アメリカ原産

 浦添大公園の散策路沿い、シロノセンダングサの繁茂している一角で、要注意外来生物のアメリカネナシカズラが見つかった。
 アメリカネナシカズラは他の植物に吸盤でからみついて養分を吸い取って成長する寄生植物。葉緑素がなく葉が退化している。
 これまで路傍や畑の周辺など何度か生育している姿を見てきたが、浦添大公園では初めてだ。生育している場所は定期的に草刈が行われていて、今月いっぱいでなくなる予定。観察会で見せたかったのだが、台風で中止になってしまった。作物に被害を与えるので野放しには出来ないが、多くの方々に生育している姿を見て欲しかった。
  


Posted by まさぼー at 14:20Comments(0)植物

コバテイシの葉の付け根に避難していたラデンカメムシ

ラデンキンカメムシ(仮称)Scutellera amethystina
キンカメムシ科 南西諸島に侵入~台湾など東洋区

 今日、台風で折れたコバテイシの枝・葉を片づけていたら、葉の付け根にラデンカメムシが避難していた。となりにはしがみついていたのであろうアカギの枝があった。
 浦添大公園で最初に紹介したのは2012年9月21日、2回目は今年の2月14日だった。生息しているはずとの意見があり、見たいという虫仲間がいたが積極的に探してなかった。今月の上旬、いつも虫を教えてくれるKさんがやってきてラデンカメムシを採りたいという。すぐそこのアカギに実がついているので探してみたらどうだろうとアドバイスすると、採れたと連絡があった。数日後、台風18号の襲来前、虫仲間が公園を訪れ、ラデンカメムシを捕獲したいというのでアカギを案内したところ、採れたと連絡があった。
 このところ、ラデンカメムシの事が続いたので、気になっていた。大型台風の襲来でも無事生き延びている姿に、ホッとした。
  


Posted by まさぼー at 15:52Comments(0)蝶以外の昆虫

枯葉に化けていたテングチョウ

クワノハエノキCeltis boninensis
方言名 カビンギ、クワギウト、ナリャマキ
ニレ科 日本の南、南西諸島、小笠原に分布

 7日の中城の森で見つけたテングチョウは枯葉に化けていた。
 ユウレイセセリを追っかけていて翅の裏面の斑紋を確かめていた時、目の前の枯れ枝に葉がついていた。不自然だと思い、よく見るとテングチョウが動かずに静止していたのだ。これまでにも枯れ枝や、梢に止まったテングチョウを見てきたが、いままでに一番の出来だった。
 枯葉模様の代表的なチョウにコノハチョウがあげられるが、テングチョウもたいしたもんだと思った次第。  


Posted by まさぼー at 14:43Comments(0)
浦添大公園管理事務所よりのお知らせ

明日(土)10時より開催を予定していました、の浦添大公園祭りは
中止になりましたので、お知らせ致します。
  


Posted by まさぼー at 07:49Comments(0)その他

目の前で鳴き始めたオオシマゼミ

オオシマゼミ Meimuna oshimensis
セミ科 奄美大島~沖縄島に分布

 ケーンケーンと森全体が大合唱。名護城公園内はオオシマゼミの最盛期だ。
 鳴き始めは高木の梢付近で鳴いていて、個体を見つけるのはたいへんだった。上を見上げるので、首が痛くなってしまった。ところが個体数が多くなると、そこら中の幹に止まり鳴くので、すぐ近くの目の前も珍しくない。今日はそんな日だった。
 リュウキュウマツの高木で合唱しているので見上げていたら、すぐ目の前の幹に止まって鳴き始めた。カシャ、カシャと撮影。ラッキー。
  


Posted by まさぼー at 17:29Comments(0)蝶以外の昆虫

2014年10月08日

イワカワシジミの日


葉の上で静止するイワカワシジミの雄

イワカワシジミ Artipe eryx okinawana
シジミチョウ科
 奄美大島,徳之島,沖永部島,沖縄島,古宇利島,伊江島,
 渡嘉敷島,阿嘉島,久米島,宮古島,多良間島,石垣島,
 小浜島,西表島,波照間,与那国島に分布

 昨日、中城の森でイワカワシジミを7頭も観察した。数が多く感激したので、10月7日はイワカワシジミの日にした。
 このシジミチョウ、見ての通り、翅の裏側は緑色。葉に上に止まっていると、同調してとっても見つけにくい。飛翔も早く、見失うことも多い。クチナシの実を幼虫は食べて育つので、庭先に植えていたときはよく目にした。ところが、幼虫は見つけることが出来るのに、成虫が見当たらない日が多い。
 1~3頭くらいは見るのに、5頭以上は1年に1、2回ほどしかない。昨日は貴重な1日となった。
  


Posted by まさぼー at 16:18Comments(0)

2014年10月07日

シガヤー捕獲始める


捕獲してきたシガヤー

 待ちに待ったシガヤー捕獲を始めた。1回目は11匹、2回目は15匹だった。
 友人のTは電話で捕獲した数を報告してくるので、焦っていた。台風18号の影響で波は高く風も強い。こんなときはざわついて、せっかくモーモーについてきたシガヤーも見えず取り逃がすことが多い。なんと、そんな結果になってしまった。次の獲ものと、前向きに考える。
 塩を振ってヌメリを取ること3回。内臓をとって、茹でてカットすれば刺身の出来上がり。美味しい。妻はさっそく、実家に持っていくものをタッパーに詰めていた。もっと採ってきてと言った。
  


Posted by まさぼー at 17:18Comments(2)釣りと海