てぃーだブログ › 浦添大公園友の会 › 2011年05月

葉の裏にとまる成虫


羽化して間もない成虫


糸を吐いてぶら下がる幼虫

キオビエダシャクMilionia basalis pryeri
シャクガ科 琉球列島、九州、台湾、東南アジア

 ヒラヒラと飛ぶ、チョウらしき影。それにしても、こんな飛び方のチョウはいないはず、迷蝶かと少し期待したが、すぐに名前が分かった。
 なんと昼に飛ぶ蛾、キオビエダシャクだった。今頃が発生する時期で、真夏に向けて個体数が増していく。チャーギ(イヌマキ)のある家で発生すると厄介者。葉が全て食べられて丸坊主になることもしばしばで、特に幼虫がたくさんついていることが嫌われる。
 キオビエダシャクはよく見ると、とてもきれい。幼虫と成虫のギャップがあまりにも大きいので、これがこの蛾になるのだと言っても、信じてもらえないこともあった。
  


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見上げながら見たジャカランダの花

ジャカランダJacaranda acutifolia
別名 シウンボク紫雲木
ノウゼンカズラ科 ペルー原産

 久しぶりに、ジャカランダの開花を見た。樹高、5メートルほどで、幹は細くひょろひょろ、上部で枝分かれしていて葉も少なめで咲いていた。
 最初に見たのは5月のはじめ、梅雨に入りなかなか思うよう観察出来ない。花びらは地面に落ちていて、拾い上げながら、恨めしそうに咲いている箇所を見つめた。
 5月中旬、意を決して撮影したのが紹介する1枚、満足ではないが開花していたとの記録としたい。花好きな仲間にも意見を聞いたが、ジャカランダは沖縄の気候にあってないはず。乾期と雨期があり、もう少し涼しく、台風の来ない場所が適地との話だ。
 でも、憧れるのだよなー、樹冠一杯に咲く紫色の花の塊。図鑑やネットで見られる開花が沖縄で見られたらいいのにと、妄想一杯だ。
  


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5月18日の蕾


5月25日に撮影した花

テンニンカ(天仁花)Rhodomyrtus tomentosa
方言名 ウェンチュヌミミ、デーフ、デーフン
英名 Downy Myrtle,Hill gooseberry,Hill guava,Rose Mytle
中国名 桃金嬢、桃金娘
フトモモ科 沖縄、台湾、南中国、インドの原産

 5月初めから観察している蕾があった。テンニンカだ。5月18日には蕾の先がピンク色になり開花が近くなったことを知らせている。
 開花は5月24日だった。雨が降りタイミングよく撮影出来ないので、翌日に延期した。これが良かった。花数が増えて見栄えが良くなった。
 何度見てもテンニンカの花はきれいだ。吸い込まれるようなピンク色、ついどの枝の花の形が良いのだろうかと、目で十分堪能しながら時間をかけて探した。ここには数株が育ち、どの枝にも十分な蕾がある。満開はこれからで、楽しみだ。
 花の咲いた後には、待望の果実が結実してくるはず。そして8月には美味しい果実に実っていて、久しぶりの御馳走になることを妄想している。でも、台風2号の被害が心配になってきた。
  


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ナスタチュームの葉上にいるモンシロチョウの幼虫たち


モンシロチョウの幼虫は葉を食べていた

モンシロチョウArtogeia rapae crucivora
シロチョウ科 
 琉球列島では奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,多良間島,
 石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,西表島,
 与那国島,北大東島,南大東島に分布する。

 ナスタチュームの葉や花がいつの間にかに虫に食べられている。近くにはモンシロチョウの数が多く飛び交っている。そんな光景、最近ありませんか。
 つい最近、知人から「ナスタチュームの葉がモンシロチョウに食べられている。珍しい記録では」と問い合わせてきた。記録があり珍しいことではないと伝えた。電話先の知人はちょっとガッカリしたに違いない。理由がある。モンシロチョウはキャベツを代表するアブラナ科野菜の大害虫。ところが夏に沖縄ではこのアブラナ科野菜が栽培難しい。モンシロチョウの夏の過ごし方がどうなっているのか、話題になった時期がある。今ではフウチョウソウ科ギョボク、アブラナ科でも夏に育つオランダガラシやミチバタガラシからも見つかり、解決している。でも、ナスタチュームはノウゼンハレン、キンレンカの名前がついているノウゼンハレン科に属していて、仲間が違う。仲間が違う植物の葉を食べていることが見つかるのは、衝撃的なことだ。「発見する」喜びは大人も子供も一緒で、今でも大事にしている。
 「珍しい記録では」との問い合わせた方は、これまでにも初めてを何度も見つけた方だ。あらためて「発見する」喜びを味わいたいと思った。
  


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晩秋まで待つことにしたニッケイの葉


ニッケイの根

ニッケイ Cinnamomum sieboldii
方言名 カラキ、カラケ、ハラギ
英名 cinnamon
クスノキ科 徳之島、沖縄島、久米島、石垣島に分布する。
 
 今、ニッケイのお茶がマイブームだ。
 きっかけは友人のNさん。やんばるの山々を歩き回り、ニッケイの葉をかじっては、いろいろな産地の味見をしている。もちろん付き合わされたが、これがまた虜になった。
 Nさんが庭に育つ太い幹を伐採していたので、樹皮をもらった。これを使って普通のお茶にニッキを混ぜたら最高に美味しい。冷蔵庫で冷やして、出かけるときは常にペットボトルにして持ち歩くようになった。それから、葉の乾燥、小枝の乾燥、小さな根を使い1ヶ月は続いたか、とうとう在庫がつきた。なんでも新芽がでてからの新葉はまだニッキ成分が少ないらしい。
 ニッケイのお茶を国頭村で販売している方は、お茶のパックが人気で売り切れてしまった。やっぱり晩秋から採取する葉の品質がいいので待つしかない、と残念そうに話してくれた。
 晩秋になったら、今度は多めに葉を乾燥して長くニッキのお茶が飲めるようにしたいと思っている。どの産地のニッキの味がよいのか、確かめなくては。  


Posted by まさぼー at 20:10Comments(0)

林道の路傍に咲いていた


いつ見てもかわいい花だ

ナンゴクネジバナSpiranthes sinensis
方言名 ムデクバナ、アイナーフサ
ラン科 沖縄各島に分布

 ナンゴクネジバナは通常2月から3月までが開花の旬で、4月に入ると珍しい部類に入る。
 ところが、やんばるの林道沿いには遅めに咲いた花があった。なんと4月下旬で、それも数カ所だったのには驚いた。
 ここにはニラバラン、キンギンソウ、ムカゴソウなどもあり、野草好きなネエネエやニイニイーは、自慢のデジカメで思い思いに撮影していた。きっと、家のテレビで画像を写して家族に自慢するのか、それとも絵はがきで知人達に送るのだろうかと妄想した。  


Posted by まさぼー at 19:54Comments(0)

したら上まで良く咲いている


黄色いフワフワの花なのに、相性が悪いなんて

ソウシジュAcacia confusa
別名 タイワンアカシア、タイワンゴウカン
方言名 ソーシギ、ショーシギー
英名 Taiwan Acacia    中国名 台湾相思
マメ科 台湾、フィリピン原産

 今年はソウシジュの花が一斉に咲きそろっているようだ。マスコミでも紹介されていて、どこでも黄色い塊が目立っているとあった。
 このように咲いてみて初めて、あっちこっちに植えられていることがよく分かる。なんでも県が緑化木として推奨し、市町村からの要望で苗を多量に作り配布され植えられた結果だ。
 ただ、花の臭いがどうしてもダメだ。咲いている場所を歩いて通過すると、鼻がムズムズして頭が重たくなる。撮影した日も、近づいたら少し気分がわるくなった。ソウシジュの花との相性はよくない。
  


Posted by まさぼー at 20:12Comments(0)

2011年05月22日

ヤマモモの実の出会い


完熟したヤマモモの実


まだまだすごい数がついていた

ヤマモモMyrica rubura
方言名 ヤマムム、イシムム、ミジムム
英名 candle berry,waxberry,wax myrtle
ヤマモモ科 日本、台湾、中国、インド原産

 早春から、友人のNさんとやんばる通いをして、ヤマモモの木の育ち具合、実のつき具合を気にしていたら、次々と出会うことになった。
 ほんとうに偶然なのかも知れないが、いつもの年なら1度もない出会いだ。4月下旬に未熟のヤマモモを食べて、熟すのはまだだから始まり、5月の初旬に完熟を食べて、さらに1週間ほどして、また食べることが出来た。
 すごい、こんなにたくさんつくのですね、と感心していたら。取って食べていいよとの許可。すぐさま口に放り込んだ。美味い。これはイシムムだから、実が小さいのだよと言う。ミジムムは大きくて、食べた気がすると、数人からコメントがあった。その後、近くに大木があるのが判明。行ってみると、これまたスゴイ、地面には完熟して落ちた実が敷き詰められていた。それでもまだまただついている真っ赤な実たち。
 数人から聞いた話では、最初は食べたが飽きたとのこと。ヤマモモ世代のニイサンたちも、わざわざ木に登って採って食べる気持ちにはならないらしい。近くを探索したら、ミジムムの苗木なのだろうか思う2株を見つけた。
  


Posted by まさぼー at 06:49Comments(0)

クワノハエノキ新葉の先端にいるテングチョウの幼虫

テングチョウ Libythea celtis
テングチョウ科 沖縄、宮古、八重山諸島に分布

 クワノハエノキの新芽が出る2月から、テングチョウは産卵をはじめ、5月にはいると成虫が多くなってくる。この頃になると新芽や新葉が少なくなり、幼虫も見つけにくい。
 いつもなら、新葉を逆行気味にすかして幼虫を探すのだが、なんと道端の腰ぐらいの高さにいたので、ちょっとびっくり。だいぶ新芽が少なくなってきたのだろうと思った。
 雨の日が多く、野外に出かける時間も少なくなってきた。梅雨が明けたら、一気に蝶の数は増えると想像する。以前は、テングチョウが大発生して、ものすごい数の乱舞があった。今年の梅雨明けはどれくらいの数が見られるのか楽しみだ。  


Posted by まさぼー at 18:43Comments(0)

きれいなピンクのランタナ


小さな花も集団になれば圧巻

シチヘンゲ(七変化)Lantana camara
別名 ランタナ、コウオウカ、コウオウボク、サンダンソウ
英名 Common Lantana ,Yellow sage 中国名 馬櫻丹
クマツヅラ科 熱帯米

 道路沿いに無造作に育ち満開していたピンクのランタナ花が、こんなにきれいなのにと訴えていた。
 前々から気になっていたが、さらに花の数が増し、とても目立つのでついに撮影してしまった。このピンクのランタナをはじめ黄色、橙、赤色が特段の手入れもしないのによく咲く。環境の厳しい所に植えられているにもかかわらず、やはりたくさん、長期間にわたり咲き続ける。
 大好きな蝶も蜜を求めてたくさんやってくる。晴れた朝に、ランタナの花が咲いている所に待っていれば、次々とやってきては蜜を吸って帰って行く。「チョウをよびたいのですが」との問いに、「ランタナを植えて下さい」と答えている。  


Posted by まさぼー at 22:59Comments(0)

小枝にたくさん咲いていた

花弁は神秘的な黄緑色


カンコノキGlochidion obovatum
トウダイグサ科 近畿、奄美、沖縄に分布する日本固有種

 散歩する道沿いに育つ、小さな樹木に目をつけていた。
 何時になったら花を咲かせてくれるのか、ほんとうにまった。ようやくこの前、チャンスがありかろうじて撮影することができた。
 この樹木の名前はカンコノキ。和名の由来は四国地方の小型の伝馬船、カンコ船に似ていることからつけられたそうだ。
 だいぶ前から、沖縄の山野で見られることは知っていたが、いざ探すと見つからない。もしかして、最近少なくなってきた樹木なのかもしれないと思い始めている。
 花の後は、果実に決まっている。しかし、雌雄異株。赤くなる小さな果実に次は出会えたらよいのに。
  


Posted by まさぼー at 21:34Comments(0)

カニの足に似たカニクサの葉

ナガバカニクサLygodium japonicum var.microstachyum
別名 カニクサ
方言前 アマミヌヌシカッツァ、カブイクサ、チュースーイギィ・テウソズイウサ、
      ヒージャークルバサー
フサシダ科 沖縄各島々、台湾に分布

 ナガバカニクサの葉の形が面白い。カニのようにハサミの形だったかと思えば、胞子のついた葉は全然別種のようだ。
 方言の名前も面白く、ヒージャークルバサーは山羊が足をかけて転ぶことだが、カニクサのツルは丈夫でなかなか切れないことがわかる。アマミヌヌシカッツァは雨の主カズラ、雨乞いの時に「雨の主」(神女)をカニクサで覆い尽くすことから。カブイクサは神事の時に神女が被る草。チュースーイギィ・テウソズイウサは、天蚕糸草の意味らしい。
 東南植物楽園の管理男子職員はたいてい、リースやコサージュを作ることが出来る。そのためカニクサを利用するのもお手の物で、マジックを見ているかのように目の前で仕上げたこともあった。カニクサを見つけるたびに、思い出してしまうようだ。
  


Posted by まさぼー at 21:41Comments(0)

幹に繁茂するフウトウカズラ、今年は白く垂れ下がった花序が目立つ

フウトウカズラPiper kadzura
英名 Japanese pepper
コショウ科 沖縄各島に分布

 山に行くと、いつも気になっている植物がある、フウトウカズラだ。
 名前を覚えはじめの頃、このフウトウカズラをヒハツモドキ(ヒハチと言って、沖縄の香辛料)だと思って、こんなにたくさんあるのだと勘違いしていた。同じコショウ科でも大違いだ。
 数あるコショウ科でも沖縄の自生種はフウトウカズラだけ、なんとか利用出来ないものかと考えている。林内や林床、生えている植物の幹にはい上がって繁茂しているので、ジャングルのようなディスプレイには最適なのではとか。光の少ない室内でも十分育つはずだ。でも、今までに室内インテリアに使ったのを見たことはない。
 今年は、やたらと白く垂れ下がった花序が目立つ。これに胡椒の実がついたらよいのにと、またもや妄想してしまった。
  


Posted by まさぼー at 20:28Comments(0)

フェンスのすぐ下で見つかったカオリカズラ

カオリカズラThunbergia fragrans
キツネノマゴ科 インド原産

 道路沿いのフェンスのすぐ下に、野生化したカオリカズラが白い花を咲かせていた。まさか、と思い近くを探すともう1株見つかった。紛れもなく、人が植えた物ではなく種子から育ったヤツだ。
 実は今回見つかった場所から約700メートルの所に、十数年前から栽培されていて、数株がすぐ近くの山にも勢力を広げていたのは知っていた。もちろん1株は採取し、植物園のバックヤードで鉢植えにして、花が咲くのを確認している。
 ただ、私だけなのだろうか、庭で栽培しているのを見かけない。植木市にも登場しないし、園芸好きな家に行っても、植えてない。存在すら知らない人が多い。人気のないのは、花が白くて目立たなく、花数も少ないからなのだろうか。花は名前のとおり、わずかに甘く香るが、決め手にはなってないようだ。
 今年の夏にはかなりの量のツルがフェンスに這う物と思う。どれくらい育って、白い花が数多く咲くのか見守っていくことにしよう。
  


Posted by まさぼー at 19:48Comments(0)

子供たちのスピーチが一番良かった


子供たちが楽しそうに植えていた


親子でも植えていた

 昨日の午後、大宜味村塩屋「結いの浜」で行われた第62回植樹祭に参加した。
 心配されていた雨も降らず、暑い太陽の光も降り注がず、おだやか。植樹するのには絶好の日和だ。大宜味村塩屋の方々、近隣の集落、県の職員、関係する方々が大勢。目立ったのはやはり子供達、緑の少年団だ。大人に混じってのスピーチ、3人の緑の少年団代表が一番良かった。
 国道沿いの緑地帯にハイビスカス、ツバキの苗が1500本植えられた。やはりここでも、未来を担うこどもたちが主役だった。一人3本、私も植えた。手クワを使い1本20秒、1分以内で終了した。来年の1月にはツバキが咲いているはず。
  


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アカメガシワの雄花


アカメガシワの雌花

アカメガシワMallotus japonicus
方言名 ヤマユーナ
トウダイグサ科 日本、沖縄、台湾、中国原産

 アカメガシワの雄花が咲いていたので、この花は雄株の花です、と説明した。すると一緒にいた方々は、?まーく、怪訝な顔をする。植物に、とりわけ木に雄と雌があること自体大人は知らない。
 この前、やんばるの山々を知人らと散策していたときのことだった。しかし、近くに雌株がなく、雌花が見あたらない。説明するのに、しばらく時間がかかった。だいぶ歩いた後に雌花が咲いているのに遭遇、納得してもらった。
 「分かった、ありがとう」と、声をかけてもらったし、昼食の後に、あめ玉を3個ももらった。私も「ありがとう」と返した。
  


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一面、セイタカスズムシソウの苗だらけ

セイタカスズムシソウStrobilanthes glandulifer
キツネノマゴ科 沖縄、西表、石垣島に分布

 これはすごい。一斉の更新のようだ。辺り一面緑だらけ。
 3月に本部半島の山に入ったときのこと、いつもならセイタカスズムシソウが腰より高く伸びた群落がある。ところが今年は去年の一斉枯死で、群落が消えて、種子が発芽し多量の苗が草原のように林床に生えていたのだ。何年か周期で一斉に枯死し更新することが知られていて、この植物を食べているコノハチョウにも影響するらしく、枯死後の個体数は減るらしい。
 そのため本部半島のコノハチョウは、去年のセイタカスズムシソウの枯死で食草が少なかったに違いない。個体数が増えるのは、セイタカスズムシソウが豊富になる夏遅くになるはず、確かめに行って見よと思う。  


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毎朝、最初に挨拶するかわいい花

ヤエヤマスズコウジュSuzukia luchuensis
シソ科 石川ビーチ、宮城島、与那国島、久米島に分布

 今年は、ベランダで咲き誇っていて目立つ。毎朝起きたら、最初に挨拶しているかわいい花だ。
 すっかり名前は忘れていて、たぶんこれだったと思う。たしか、10年ほど前になるだろうか、アンリガーデンの主人から土産にもらったものだ。妻が気に入り、それからずっと、管理は妻がやって、一鉢から数鉢までで増やして楽しんでいる。
 よく咲いているし、知人に鉢植えを分けて気に入られたのか、数株挿し木で増殖されている。おばさん外交に活躍しているようだ。  


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クリーム色の花が咲いていた


広い範囲に茂る枝枝にたくさん咲いていた

ナシカズラActinidia rufa
マタタビ科 沖縄各島に分布

 すごいなー、こんなにいっぱい咲いている。秋に実が着いていたら最高と、友人のNさん。どうやら好物らしい。
 4月28日、やんばるの林道沿いにナシカズラの花が満開していた。クリーム色の花弁も良いが、さわやかな香りもする。しばし、堪能した。
 去年の秋にNさんは、植物講座の講師をした。その中で、沖縄の野山で楽しむ事の出来る果実として、このナシカズラを持ってきていた。もちろん熟していて、小さなキュイフルーツそのものに、参加者は感激した。懇談の中で、以前はライバルがいなくて、それこそたくさん収穫物があったのに、最近は採取するのにたいへんと言っていた。聞いていた私は、あーあと思った。参加者の大半が植物の知識が多少ある方々、きっとライバルになるのに紹介してしまった、と思ったのだ。
 その後、Nさんにそのことを聞くと、沖縄の植物のことを知ってもらう講座だったので良いとのこと。今年の秋は競争だ。
  


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林道の片隅に咲いていたカクチョウラン

カクチョウランPhaius tankervilliae
英名 Nun,s orchid
ラン科 日本、台湾、インド、ヒマラヤ、沖縄に分布

 今、やんばるでは数少ない野生ランの一つ、カクチョウランが咲いている。
 ほんとに20数年前は、林道沿いに普通に生えていて、見事な群落があっても見慣れているのか、誰も採る方はいなかった。ところが山野草ブームで、激減。雑草のように生えていたのに、いまや林道では見られなくなってしまった。
 生育が旺盛なので、少々環境が悪くてもよく育ち、美しい花を咲かせるので、古くから庭に植えられることが多かった。田舎ほど顕著で、どの家にもあった。幼少の頃には、庭にあった記憶がある。たくさん咲いたので、切り花にとして販売するとのことで、束で那覇の町に売りに。帰りはポーポー、ハチャグミなどのおやつに変身して戻ってきた。
  


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