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2011年03月31日

思い出のヤファタ


きれいな食べられる花


群落になることが多い

ムラサキカタバミOxalis corymbosa
方言名 ヤファタ
カタバミ科 南米原産

 美味しそうだ、我慢できなくなって、桃色の花を引き抜いて束にして口に放り込んだ。一昨日、道端に塊になって咲いていたムラサキカタバミを食べた。久しぶりに酸っぱさに、懐かしさがこみ上げてきた。
 路傍、畑、庭園などありとあらゆる生えているこの帰化植物。沖縄には観賞用として導入されたはずなのだが、強い繁殖力で畑や庭に繁茂し、駆逐が難しい雑草になってしまった。子供の頃、畑の手伝いで草とりをしたが、球根や種子が残っていたのかわずかのあいだに再び繁茂してしまうことがあった。食べられるかわいい野草というより、手の焼ける雑草のいう印象が強い。  
 実は昨日、息子が大学進学で内地に行ってしまった。息子が小学生のとき、散歩で食べさせたのがこのヤファタだったことを思い出した。今日もヤファタを食べて思い出に浸ろうかな。  


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袋に入っていた丸い果実


実ったショクヨウホウズキ


花もなかなかかわいい

ショクヨウホウズキPhysalis pruinosa
英名 dwarf cape gooseberry,husk tomato,ground cherry,strawberry tomato
ナス科 北アメリカ~熱帯アメリカにかけて原産

 友人のNさんが「ショクヨウホウズキがある」と嬉しそうに言い放った。といきなり、足下にあったちょうちんのような袋を裂いて、丸い黄色い果実を口に放り込んだ。美味いといい、私にも1個、半端強制的に目の前に果実を差し出し試食を強要した。おそるおそるというか、うれしいというか、口に入れると甘酸っぱい。おもわず、Mさんに1個種用にもらって良いですかと了解をもらい、1個採取した。
 ショクヨウホウズキは資料によると1年草、高さ40㎝ほどに生長し、よく分岐する。果実を包む袋状のガクは、完熟すると橙色から淡褐色になる。果実は熟すと黄色になり、甘酸っぱい。砂糖漬けやソースに利用され、そのまま食べられるとあった。
 家に1個持ち帰ったその日に妻に話しをすると、ばあちゃんに持って行くと言ってくれた。野菜作り名人の手元に渡るということは、イーコール、食べられる。うまくいくと良いのだが。
  


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引き込まれるような青色のペトレアの花序


小枝のさきざきにいくつも花序がついていた


名護市の道路沿いの庭で咲いていたペトレア

ペトレアPetrea volubilis L.
英名 bluibird vine,petrea,purpli-wreath,sandpaper vine
クマツヅラ科 メキシコ、中央アメリカ原産

 ペトレアの青い誘惑の花にメロメロだ。
 最初に見たのが、26日の土曜日Mさん宅の庭。以前から植えられて開花するのは知っていたが、改めて咲いている様子に感激。別世界に来たような雰囲気になる。
そして2回目が昨日の名護市の住宅地に植えられた1株。道路沿いでとてもよく目立つ。
 ペトレアは長さ数メートルになる蔓性の木本植物。葉は楕円形で、面はざらつくことからサンドペーパーバインとも呼ばれている。淡青色の花序には、ヘリコプターのようなガクがついている。ガクは花冠の散った後も残り、翼のようになって風にのり、果実の飛散に役立っていると考えられている。
 ペトレアの花の美しさは図鑑などで知っていたので、いつかは咲かせたいと思っていた。当然植物園でもと、苗は準備したが、植えられなかった。少し、悔いは残っているので、いつかは挑戦するつもりだ。
  


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どれくらい大きいか手のひらと比較してみた

ハナキリンEuphorbia milii var.
英名 Crown-of-thorns,Christ plant,christ thorn
中国名 麒麟花
トウダイグサ科 マダガスカル

 読谷の友人Tさんの庭に大型の花が咲くハナキリンが植えられている。前から気になっていることがある。真っ赤な大型の花、いや(苞ほう)がなかなか散らないことだ。
 Tさんが言うには、半年余りも咲き続けているので、庭の彩りにアクセントになっている。仕事から帰ってきて疲れているのが癒される。とても気に入っているとのこと。
 東南植物楽園には、花の小さな品種から大型のハナキリンまで植えられていたが、この花は特別に大きい。いつまで咲き続けるのか、行くたびに観察することにした。撮影のするためにファインダーをのぞいたら、やはり感動した。
  


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2011年03月27日

クメノサクラの花見


香りのある純白の花を咲かせるクメノサクラ


白い花と新緑もよかった


花見を一緒に楽しんだ仲間たち

クメノサクラPrunus sp.
バラ科 園芸種

 あー、きれいだなー。これはすばらしい。と口々に感嘆!
 昨日、本部の伊豆味で見頃の時期を迎えたクメノサクラを堪能してきた。植木市で苗が売られたりして、少しずつこの卒業シーズンに咲く純白のクメノサクラの人気が上昇中。その中でも地域興しに一役買ってもらおうと取り組んでいるのが本部町の伊豆味だ。道路沿い、川沿い、民家の庭、ミカン畑の周囲と里山的な雰囲気のある伊豆味ならではの演出だ。
 近づいて撮影していたら、香りもある。んー、いいにおい。散る前には赤く染まるのも特徴、と案内してくれたNさんは興奮して言う。新緑もまぶしく、散った桜が路面を彩っている。場所は覚えたので、次は妻を連れてきたいと思った。
  


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一級品のクスノハカエデの斑入り


庭で成長するクスノハカエデの斑入り

クスノハカエデAcer oblongum ssp. Itoanum 
方言名 マミク   英名 Flying Moth Tree
カエデ科 沖永、与論、沖縄、伊是名、渡名喜、久米島に分布

 昨日に引き続き、斑入りの植物の紹介。このクスノハカエデの斑入りは、一級品で気品に満ちていると仲間達は絶賛する。同じ庭の一角に数本植えてある。
 出所は知らないが、友人のMさんが発見したのは20数年前にさかのぼる。奇跡的に見つけたらしい。小枝の先を丁寧にビニル袋に入れて持ち帰り、挿し木。見事に発根し生長、次々と挿し木しては仲間達に分けられていった。生長はというと幾分緩慢だが、斑入りで葉緑素が足りないからか仕方がないようだ。
 Tさんに、これもいいねーと言うと、そうだろうと嬉しそうに何度か聞いた発見の物語、増殖のコツや楽しみ方を丁寧に語ってくれた。その後、これは市販の倍はするという高級のアイスコーヒーだと解説し、御馳走してくれた。
  


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何でも鑑定団に出したいくらい、すばらしいツワブキの斑入り

ツワブキ Farfugium japonicum cv.
方言名 チーパッパー、チパパ、チパパー、チパンプー
英名 Wax-leaf Plant,Japanese plant 中国名 大呉風草
キク科 日本、台湾、沖縄各島々に分布 

 これ、スゴクいい。
 友人宅庭のツワブキの斑入りが輝きを放つように葉を広げていた。
 先日行ったときのこと。趣味家なので喉から手がでるような植物たちがゴロゴロ。私は団地暮らしで庭がなく栽培が出来ないので、友人宅を訪問しては目移りする植物たちを楽しんでいる。もちろん、友人達の自慢話、ウンチクや物語を十分に聞くことも忘れてはいない。
 このツワブキの斑入りは、いつどこから入手したのかは定かでない。友人Nさんが山野で見つけ、その個体から毎年のように種子を採取し膨大な苗から選抜された個体かもしれない。選抜の一部始終を見ていたが、気の長い話になる。
 もちろんNさんの庭にも種子から選抜された株が、庭のここかしこに植えられているが、これまたたくさんあると興ざめしてしまう。趣味家心理はそんなものなのだ。
  


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白い花が開花し、香りもある


小枝の咲きに集まって群れ咲きする

オキナワシャリンバイ Rhaphiolepis indica
別名 インドシャリンバイ、モクコクモドキ、ヒイランシャリンバイ
方言名 ティカチ、チカチ、ツカツギー、
バラ科 沖縄、台湾、南中国原産

 やんばるの山、公園、道路の植栽、庭に植えられているシャリンバイが咲いている。今年は例年になく花付きが良いように思える。気温の低い時期がつづいているせいか、開花のそろいが良いのだろう。
 オキナワシャリンバイ は常緑の小高木で、高さは5メートル余りまで生長する。葉は小枝の先につき、若いときは毛がついている。花は白で3~4月に咲き、樹冠が真っ白になるように見える。果実は球形で10~12月にかけて熟し、食べられる。樹皮にはタンニンが多く含まれていて、久米島紬、紅型などの織物の染料にはなくてはならい物の一つ。材は重く、木目が美しいので使い方によって有用。
 開花は公園でも見られるが、趣はやんばるの新緑を楽しみながら見物するのが最も良い。おにぎりを持参し、新緑といろいろな花の香りを楽しむのは最も贅沢かもしれない。
  


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憧れのコウトウヒスイランの花


木の幹に着生させている

コウトウヒスイランVanda lamellata
ラン科 魚釣島に分布

 スゴイ、コウトウヒスイランが咲いている。きれいだなー、と感動する。
 日曜日、一緒に海にティラジャーを取りに行くというので読谷の友人宅に言ったときのこと。前から木の幹に着生させているのは知っていたが、開花してみると一段とすばらしい。
 このランには憧れがある。植物の師匠のSさんは、魚釣島産と言われているこのランを栽培していた。大きな株になったら、株分けするよと言ったことがある。十数年間、開花のたびに師匠宅に毎年訪れては花を観賞する。そのたびに欲しいとの要望をしていたが、今まで実現してない。
 何十年ぶりに開花を見たので、ふつふつと憧れが再び湧いてきた。いいなー、と友人のTさんに言うと、今年は少ない方、もっと咲くことがある、とニコニコしながら自慢げに由来など解説してくれた。
  


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群落を作る


道路のわずかな隙間にも生える

ヘラオオバコPlantago lanceolata
英名 buckhorn,English plantain
オオバコ科 ヨーロッパ原産

 散歩道の路傍にヘラオオバコが目立ち始めた。
 この植物、ひと昔前までは見たことがなかった。 戦後の帰化植物の一つで、いつの間にか仰せ伊奈繁殖力で沖縄中に生えてきた。ただ、沖縄ではどの島まで分布を広げているか詳細は不明。
 通常のオオバコに比べて、葉に毛が密にあるので簡単に区別できる。1年草で、晩秋から年明けらかけて発芽し、春先に花序を伸ばして秋には消えてしまう。
 感心があるのは分布の拡大もあるが、タテハチョウ科のアオタテハモドキの幼虫が食草として利用していることだ。群落を見つけると、地面に目を走らせて、しばらく探してしまう習慣になってしまった。
   


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第1回押川シークワーサー祭り


試飲・試食・販売もあった


純白のシークワーサーの花


雪のように小枝についているつぼみ

 昨日、大宜味村で行われている第1回押川シークワーサー祭りを見物した。
沖縄有用植物研究会の新緑観察ツアーに参加しての一つのコースで、小さな催しながら、けっこう面白かった。
 メインはなんと言っても名物のシークワーサーの花だが、残念ながら雪のような蕾が枝に積もっていて、まだほんの少ししか開いてなかった。例年だと満開の時期だが、今年は少し遅めのとのこと。満開はこれからで、来週にはシークワーサーの花の甘い香りで幽玄郷のような押川の集落は包まれる。
 道路沿いには大宜味村の産物がズラリと並べられ、飲料の試飲と販売がされていた。もちろんシークワーサーの解説や、イノシシの薫製なども販売されていた。
 今週は晴れて気温が高くなりシークワーサーの開花には好条件がそろう。ヒカンザクラもいいが、シークワーサーの花の香りは格別。ドライブコースの一つに如何ですか、おすすめです。  


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きれいなフジの花、何度見ても飽きない


花序にはたくさんの蕾、本格開花はこれから

フジ(ノダフジ) Wisteria floribunda
マメ科 本州、四国、九州に分布

 昨日、毎年のように開花を楽しみにしているフジが咲いていた。
 フジの蔓が巻いている棚は家の直ぐ近くで、国道沿い。近くにハートライフ病院があるので、職員や見舞客などの人通りも多く、開花の祭にはたまに立ち止まり観賞する姿を見かける。
 記憶は定かではないが、植えられたのは十数年前。パチンコ店があり、いろいろな植栽の一つだった。そのころから開花を見ていて、咲いてきたな、そろそろ暑くなるなと、指標にしてきた。今では植栽もだいぶ掘り採られたので、有用なものはほとんど残っていない。そうだ、ピタンガは残っていて毎年実をつけている。
 今年は花序がたくさんついていて、今までにない開花になりそうだ。撮影していたら、二人連れの婦人、なにと聞くので、フジの花と答えた。花をじっくり見るのでなく立ち去った。どうもウチナンチュはフジの花にあまり興味を示さないようだ。  


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実をつけていたモロコシソウ

モロコシソウLysimachia sikokiana Miq.
方言名 ヤマクンブー
サクラソウ科 沖縄各島に分布

 末吉公園の林内でモロコシソウを見つけたときは、嬉しく、懐かしい気持ちになった。
 子供の頃、庭に沢山植えられていたからだ。当時、どの家庭も虫よけと香り付けはヤマクンブーが当たり前で、今売られている芳香つき虫除け剤はなかった。大きく繁茂した頃に刈り取られ、庭に作られた薪をくべるかまを使い、シンメーナービに入れられて蒸された。乾燥させて、販売用の束にする。それを那覇の市場に売りに行くのだが、それだけで思いだしのではない。売った金でスバを食べるか、ポーポー、お菓子のハチャグミのたぐいかが、胸をときめかせたからだ。そう、貴重な現金収入の手段で、年に1回しかない楽しみの一つだったのだ。
 10年ほど前だったか、園の同僚Nさんが目をつけ、店内の虫除けと香り付けに市場から買ってきて吊り下げていたのを思い出した。いやー、あれは良かった。ちなみに、草の香りがミカンのクネンボに似ることから、ヤマクネンボ(山九年母)と言うので方言も一緒なのだろう。
  


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白い毛に覆われた花冠

ウロコマリLepidagathis formosensis
キツネノマゴ科 沖縄群島 石垣 西表 与那国に分布

 今日は自生の野生植物を紹介。
 外国から導入、進入した植物は中南部に多い。自生している野生との区別がたいへん難しく、モザイク状に育っているのが現状だ。
 ウロコマリ、名前がたいへん変わっている。いわれは分からない。ただ、名前が気になっているのに、実物を見るのに多くの年数がかかってしまった。那覇市の末吉公園には30数年前から通っていて、林内の散策路沿いに育つのを見つけていた。長い期間で生育地は移動をしているようだ。
 ウロコマリは林内で高さ50㎝ほどに育つ、常緑の茎が木化する草本。花冠は白色で白い毛がビロード状にあって、白い小さな花がでている。地味なので、観賞用に栽培するのにはむいてないが、じっくり見ると愛らしい。
  


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小さなアカギの花の集団

新緑もでていて、まぶしかった

アカギ Bischofia javanica
方言名 アカギ、アカツギ
英名 Java bishopwood,toog  中国名 重陽
トウダイグサ科 沖、台、インド、マレーシア、ポリネシア

 この前、末吉公園に散策に行ったときにアカギの花が満開し、新緑が目立っていた。気温も高く初夏の陽気で、ゲードボール場では沢山の方々がプレーをしていた。
 アカギは高さ25メートルに達する常緑の高木。沖縄では民家の近くで育つ高木の一つでなじみが深い。花は初夏に咲き、その後果実が付き晩秋に熟す。果実は食べられるが、えぐみもある。資料には太い幹を材に使い、東南アジアでは若葉を魚料理の薬味に使い、利尿、解熱、切り傷に使う薬効もあるとのこと。性質が強いので日陰、公園、街路樹として使われている。
 東南植物楽園内に育つアカギも実がよくつくので、子供の頃を思い出し何度か食べてみたがやはり渋かった。なぜ昔は美味しく食べられたのか、よく思い出せない。おそらく食べるのが早かったかも知れないが、場所や木によっておいしさが違うのかと疑問に思っている。
 はたして末吉公園の木の実は渋いのか、甘いのか晩秋まで待つことにしよう。  


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2011年03月16日

ミズナの登場


プランターで育てられている

ミズナ水菜Brassica nipposinica L. H. Bailey var. laciniifolia
アブラナ科

 ベランダのプランターに植えられた2株のミズナ、1株の収穫がされて、鍋に入っていた。もちろん残った葉だけの収穫で、株はそのままだ。妻が本当にわずかだが趣味で野菜類をベランダで育てているうちの一つ。
 資料によると、ミズナは京都で成立した栽培品種、別名「京菜」、「千筋京菜」と言う。分けつ性が強く、1株から側枝数は数十にも及ぶ。葉の切れ込みが多く、他の野菜と簡単に区別できる。
 実は最近まで、食べたことがなかった。ほんの10数年前頃からいつの間にか食卓に上るようになった気がする。栽培されている畑を見渡してもミズナはない。ほとんど内地からの輸入なのだ。ただ、ばあちゃんが野菜栽培の名人で、冬場毎年のように作っていたのが食べるようになった原因だ。
 かくして、ミズナは我が家の冬場の食卓になくてはならない野菜の一つになった。鍋が好きだ。サラダも好きだ。ごめん、ベランダのミズナ、昨日も葉を一つちぎって食べてしまった。
  


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2011年03月15日

イヌガシの赤い花


赤くめだつ花が咲いていた


真っ赤な花

イヌガシNeolitsea aciculata
別名 マツラニッケイ
クスノキ科 日本、朝鮮、南西諸島に分布

 この赤い花の咲いている木は何だと友人の質問。答えが出てこない。見ているはずだが。家に帰ってから調べて返事すると答えた。勉強不足を痛感。
 答えはイヌガシだった。林道沿いに育つシロダモとの区別に困った。新芽、新葉が輝くような銀、金色に輝いて出ていて、きれいだからだ。小枝の出方、葉の大きさ等で判別出来ていたはずだが、なかなか役に立たない。中南部にはイヌガシが出てこないので、シロダモだと分かり、しかも葉は大きい。やんばるでは中間的な葉や樹形で混乱する。
 イヌガシは常緑の中高木。雌雄異株。春に赤い花をつけ、秋に黒紫色の果実をつける。材は薪などに利用されてきた。
 来週に友人らと新緑を見に行く計画だが、まだ咲いているだろうか。確か数本しか見つけなかったので、これからかもしれない。ともに行く方々に聞いて見ることにしている。  


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2011年03月14日

園内を歩き回った


ベニバナトケイソウ

ヒスイカズラは花序がたくさん

キバナサラカ、これからがみごろ

タベブイヤ・ヘテロフィラの花

葉がつく前にいっせいに開花する

11日の金曜日、沖縄市に行く機会があったので東南植物楽園に行った。
残る職員との面会と植物を見るためだ。
 ヒスイカズラは1メートルを越す花序が伸びていて、例年通り咲きそうだ。心配なのが1株の疲労で、今年は回復することが出来るのかが、少し心配だ。幸い花序もつけてきているし、新蔓も幾本もでている。これで大丈夫だと思った。タベブイヤ・ヘテロフィラの紫花が満開していた。いつもながら、白花よりもきれいに見える。マイソルヤハズカズラは、花序がものすごく多い。今年は花のシャンデリアになりそうだ。シィークワーサーの白い蕾が、それこそ今にも咲きそうに膨らんでいた。レモンは開花していて、ミツバチが花粉や蜜を求めて飛び回っていた。
 園内を歩き回った。久しぶりの花々たち。なんか、歩いているうちに、仕事をしているような気分になってきた。いかんなー。
  


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2011年03月13日

オキナワチドリと再開


再開したオキナワチドリ


オキナワチドリを撮影する友人

オキナワチドリAmitostigma lepidum
ラン科 九州、南西諸島

 「おーい、すごいオキナワチドリが咲いているヨ」と、友人の喜びの声。駆け寄るとまさしくほんとうに久しぶりの再会。撮影したのが、ごらんの画像。
 ここは国頭村の林道の法面。やんばるの新緑と春の様々な花に出会うために友人の誘いで来た。まさかこんな場所で出会うとは、このオキナワチドリは海岸沿いに生育するものだと思っていたが、山中にもあるとは驚きだ。たしかに渓流沿いでも見たことがあるので、条件が良かったのであろう。友人も興奮した口調で、山中でもたまに見つかるよと教えてくれた。
 オキナワチドリとの付き合いは数十年前にもさかのぼる。もちろん同行している友人の影響だ。このオキナワチドリを求めて、沖縄中を歩き回った。そしていろいろの花色や形、生育地があった。あまりにも多いので、思い出せない。
 再会したオキナワトドリはあまりにも可憐で美しく、新緑とともに心を晴れやかにしてくれた。
  


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フブキ花が咲いて太平洋が見える


吹雪のように咲く

フブキバナIboza riparia
英名 Misty Plume Bush
シソ科 南アフリカ原産

 紫色の吹雪色した花が満開、通るたびに感動している。
 咲いている所は、家の近くから琉球大学のある丘に至坂道沿いで、太平洋が一望できる景色の良い場所でもある。この花を背景にドライブ途中の方々が写真を撮る姿もあった。今ではすっかり沖縄の花になってしまったフブキバナ。あっちこっちで咲いていて気持ちが良い。
 フブキバナは南アフリカ・ナタールのズールー族は薬として使うとのことだが、沖縄では花を楽しむためやミツバチの密源として植えているようだ。葉に触れると、ハーブーの香りが漂う。私は好きだが、人によって、悪臭という人もいるかも知れない。
  


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