てぃーだブログ › 浦添大公園友の会 › 2014年06月

車の往来の激しい路傍で見つけたフウセンカズラ

フウセンカズラCardiosdermum halicacabum
ムクロジ科 熱帯アメリカ原産

 2011年1月10日のブログで紹介したフウセンカズラを、浦添大公園近くの路傍で久しぶりに見つけた。ちょっと嬉しかった。
 見つけるきっかけになったのは風船状の実に色がついていたからだ。青実のままだと他の植物の葉の色と見分けがつかず、分からなかった。育っている場所は、車の往来が激しく雑草が生い茂っている。時々道路管理をしている方々が除草をするので、そのときなくなる可能性がある。風船が熟したら、種を採取するつもりだ。
 最近、園芸が好きになってきているので、次はフウセンカズラの種をまいてスタンダード仕立てに挑戦しようかな。  


Posted by まさぼー at 17:17Comments(0)植物


きれいな虎模様をしたヨツスジトラカミキリ


ヨツスジトラカミキリChlorophorus quinquefasciatus
カミキリムシ科 トカラ、奄美、沖縄、宮古,石垣,西表,与那国四国、
          九州、朝鮮、台湾に分布

 先日、窓ガラスに止まっていた元祖虎模様のヨツスジトラカミキリを撮影した。
 知人の虫仲間に聞くと、どこにでもいるトラカミキリで、とってもポピュラーとのこと。でも子供たちや、大人たちにとって、初めて見る珍しい虫ということになる。このように、身近にいる虫でも見ていなければ、珍しいになる。
 ところで、虎模様と言えばタイガース。がんばれタイガース。  


Posted by まさぼー at 19:24Comments(0)蝶以外の昆虫


オオシロモンセセリ終令幼虫の頭部は真っ黒

オオシロモンセセリ Udaspes folus
セセリチョウ科
 奄美大島,加計呂島,請島,沖縄島,伊平屋島,古宇利島,
 伊江島,久米島,粟国島,宮古島,伊良部島,石垣島,
 西表島,波照間島,与那国島、東洋区に広く分布

 27日、浦添大公園管理事務所のすぐそばに生えているゲットウの葉をまいて巣を作っているオオシロモンセセリ終令幼虫を見つけ、撮影した。頭は真っ黒だった。
 オオシロモンセセリはこのブログに登場するたびに数が少ないということを言ってきた。実際、成虫を記録するのはⅠ~2頭くらいで、十数頭はない。民家や畑、公園周辺での観察例化が多く、人の生活とのかかわり具合が微妙だ。
 もちろん、幼虫の食べるゲットウの生育はなくてはならない要素だが、次は明るい、開けた場所、その次にはなにがくるのだろうと、生息環境の把握に妄想の日々は続いている。
  


Posted by まさぼー at 19:27Comments(0)


開花した黄色のユウナの花

散り際の夕方には橙色になる

オオハマボウHibiscus tiliaceus
別名 ユウナ   方言名 ユーナーギー
アオイ科 沖縄の各島々に分布する。

 暑くなるにしたがって、ユウナの花数が多くなってきた。朝は黄色、夕方には橙色になる。
 浦添大公園にはユウナの木が何か所かに生えていて、開花している。去年もそうだったのだか、今年も聞かれた。ユウナの花って黄色と橙色の花が咲く木があるのですね。朝は黄色で夕方になる散り際は橙色になると説明したが、納得いかない様子だった。ユウナを含むハイビスカスの仲間は、朝と夕方で花色が変化することはよく知られている。
 では、朝きれいな黄色が、昼の何時ころから変色してくるのだろうか、子供たちと一緒に観察したら、自由研究になるのではと、妄想した。
  


Posted by まさぼー at 18:41Comments(0)植物

愛嬌のあるアオスジアゲハ終令幼虫の頭部

アオスジアゲハGraphium sarpedon
アゲハチョウ科 日本、南西諸島、台湾、東南アジアに広く分布

 先日、浦添大公園でヤブニッケイの地際の新葉にいる終令幼虫2匹を見つけた。見つめている間に、愛嬌のある頭部にニンマリした。
 去年、多かったアオスジアゲハは例年通りの数に落ち着いたようだ。いつも無数に飛び交っていた成虫は、1時間の観察で2~4頭ほどになってきた。ナミエシロチョウもこの前まで多かったが、落ち着いたようだ。
 このようにチョウを観察していると、数の増減がどんな仕組みになっているのか知りたいと思っていた。そのため、卵や幼虫を探すようになった。そんな思いをしているうちに数十年が過ぎてしまった。
  


Posted by まさぼー at 18:44Comments(0)

翅表は紺色に輝き、橙色が美しいコノハチョウ

コノハチョウKallima inachus eucerca
タテハチョウ科 沖永部島,徳之島、沖縄島,古宇利,石垣島,小浜島,西表島

 この前、名護城公園でコノハチョウがやっと翅を開いた瞬間を撮影することができた。だが、画質はイマイチだ。
 撮影した日は曇りで今にも雨が降りそう。加えて風も強く、止まった箇所はゆれていて、翅は上下運動を繰り返し、時折飛翔してはまた元の位置にもどる。
 7月はコノハチョウの成虫がもっとも多い時期を迎える。次こそ、きれいな写真を撮りたい。  


Posted by まさぼー at 19:06Comments(0)

オオゴマダラ好きの皆様、羽化して翅を乾燥しているシーンです

オオゴマダラIdea leuconoe clara
マダラチョウ科 小宝,奄美,喜界,与論,沖縄,伊是名,古宇利,
        伊江,水納,瀬底,伊計,浜比嘉,渡嘉敷,久場,
        安室,久米島に分布

 先月まで多かったオオゴマダラの幼虫や蛹は、めっきり少なくなってきた。観察に行ったら、ちょうど羽化して翅を乾燥しているシーンに出会った。
 浦添大公園には、オオゴマダラの幼虫が食べるホウライカガミが数か所に植えられていて、成虫が過ごせる森があるせいか、常に発生を繰り返している。年が明けてから、各所のホウライカガミに幼虫や蛹がかつてないほどついていた。
 羽化した成虫の数は多いはずなのに、公園内の森の中で観察できるのは数頭だけ。残りは旅立ったに違いない。願わくはしばらく産卵の数は少ない方がよいと希望している。食べられたホウライカガミはまだ回復していないからだ。
  


Posted by まさぼー at 18:33Comments(0)

やっと発根してくれたニッケイのさし穂

ニッケイ Cinnamomum sieboldii
方言名 カラキ、カラケ、ハラギ
英名 cinnamon
クスノキ科 徳之島、沖縄島、久米島、石垣島に分布

 1月12日に鹿沼土に挿し木した穂は、1本掘ったらようやく発根していた。他の2本はまだだった。発根した穂は鉢あげした。
 ニッケイの挿し木は難しいと、森林資源研究センターの元所長が話していたのを思い出した。ミストで挿したらよいとの助言をもらった。次はその方法を使うことにする。今日、ガーデンパンに挿した穂を見ると小さな新芽がでていた、これは発根しているに違いないと確信した。明日、鉢あげしようと思う。
 これからもニッケイをはじめ、各種の挿し木試験をやろうと思う。ブログを読んでいる方々で、アドバイスがありましたら、よろしくお願いします。
  


Posted by まさぼー at 19:05Comments(0)植物

美しい青色をしたオオシマミドリカミキリ

オオシマミドリカミキリChloridolum loochooanum
カミキリムシ科 奄美,沖縄に分布

 ラッキー、先日名護でとってもきれいな青色のオオシマミドリカミキリを撮影することができた。ヒサカキサザンカの花が咲いていたので、花を撮影していたら、青色のカミキリが近くのハゼノキの葉の上にいた。
 布石は、5月21日の琉大「風樹館」で開催された沖縄昆虫同好会にMさんが生きたオオシマミドリカミキリをみんなに見せに持ってきてくれたのだ。一目で、美しい、出会って撮影して見たいと思った。聞くところによると、やんばるの奥深い山に生息しているのだと言う。
 早速、虫仲間のOさんに知らせたのは言うまでもない。
   


Posted by まさぼー at 21:18Comments(1)蝶以外の昆虫

フタオチョウの蛹は緑の葉と同調して見つけにくかった

フタオチョウPolyura eudamippus weismanni
タテハチョウ科 沖縄

 6月2日に紹介したフタオチョウの終令幼虫は蛹になっていた。緑色の葉が茂っている場所の小枝に、緑色の丸っこい蛹がぶら下がっていた。
 3頭の終令幼虫は、1頭が行方不明化か天敵に襲われてしまったのだろうか、蛹は2個しか見つからなかった。そして今日、蛹の様子を見に行ったら、大丈夫だった。帰り際に成虫が頭上を旋回し、飛び去って行った。
 もしかして、今年は3年前と同じように、たくさんの個体を見ることができるかもしれないと、期待してしまった。よし、次は羽化シーンを撮るぞ。
  


Posted by まさぼー at 19:36Comments(2)

ごくごく普通に見ることのできたハラボソトンボの今は

ハラボソトンボOrthetrum sabina
トンボ科 トカラ列島,奄美の各島々,沖縄諸島、宮古都諸島,八重山諸島,北大東,南大東,尖魚、九州,屋久島、中国,東南アジア,フィリピン,インド,中近東,アフリカ,オーストラリアに分布

 トンボの生息は水にかかわる。昨今、池、沼、川のよどみが皆無に近い状態の沖縄島。こうした環境にすむ、普通に数多いトンボのハラボソトンボも見ることが少なくなってきた。
 もちろん、池や発生地の沼のある場所は普通に見ることができる。でも、ここ十数年で野山に出かけるたびに減っているなー、と感じる。
 盛んになっている池のあるビオトープを作れば、発生することはあるだろうし、観察もできる。沖縄県の小中学校にビオトープができれば、ハラボソトンボは年中飛び回るごく普通のトンボになることは間違いない。  


Posted by まさぼー at 19:42Comments(0)蝶以外の昆虫

ヤマトシジミの終令幼虫、かなり小さい

ヤマトシジミ Pseudozizeeria maha okinawana
シジミチョウ科 沖縄各島に分布

 ヒマワリの育っている大型のプランターの除草をしていたら、なんとヤマトシシジミの終令幼虫が目の前に転がった。カタバミの葉がない株を抜き取った瞬間だった。
 ごぞんじだろうか、ヤマトシジミの幼虫はカタバミカ科タバミしか食べない。このカタバミ、花壇、路傍、鉢植え、プランターの雑草として嫌われている。生育は強健でなかなか退治できない、たいてい引っこ抜いて捨てるのがせいぜいだ。
 チョウちょうが大好きなあなた。カタバミは鉢植えで育て、ヤマトシジミの観察に使えるのだ。と心で言いながら、となりのプランターにはびこったカタバミを抜いてしまった。しまった。
  


Posted by まさぼー at 13:33Comments(0)

ガーデニアのジャスミン香りに包まれた

ガーデニアGardenia cv.
アカネ科 園芸種

 梅雨の時期、ガーデニアのジャスミン香りは最高だ。
 湿度は高くムシムシしているが真夏ではない。強い陽射しは届かず、北風が吹くと、何となくひんやりするときもある。そんな時期に咲く白いガーデニは貴重だ。ガーデニアはクチナシの園芸種として知られているが、沖縄での栽培は盛んではない。そもそもクチナシは庭に植えないし、公園、街路、校庭にも植えない。ガーデニアを道路沿いに植栽していたが、いつの間にか消えてしまった。
 良い香りのする植物を植えるのは、ウチナンチュは苦手だ。ヤコウボク、インドシクンシ、キンコウボク、ギンコウボク、ニオイバンマツリ等、一株でも増やしたいものだ。
  


Posted by まさぼー at 17:48Comments(0)植物

静止している姿は堂々としていたカラスヤンマ

カラスヤンマChlorogomphus brunneus
オニヤンマ科 沖縄

 名護城公園の西口、すぐそばは住宅地がひろがる樹木の枝にカラスヤンマが止まっていたのでビックリした。静止している姿は王者のように感じた。
 以前から、カラスヤンマは撮影したいと思っていた。やんばるに行く度に頭上を飛び交うのは幾度も眺めてきた。でも、目の前に止まり、どうぞ撮影してくださいという、機会はなかった。
 公園内を小川が流れているので、生息しているのであろう。ここではコノハチョウを見たし、数百メートル離れた場所ではフタオチョウの幼虫もいた。スゴイ場所なのだとあらためて思った。  


Posted by まさぼー at 19:01Comments(4)蝶以外の昆虫

とっても久しぶりの花に感激したヒサカキサザンカ

ヒサカキサザンカTutcheria virgata
方言名 カーライーク、ミキゾ、フサレイジュ
ツバキ科 沖永部、沖縄、久米、石垣、西表島に分布

 12日、名護岳に行く道路沿いで、超久しぶりのヒサカキサザンカの花が咲いているのを見つけた。
 何十年ぶりの花に、しばし感動。すっかり忘れていた花の面影を思い出すのに時間がかかった。とっさにお茶の花に似ているとも思った。感慨にふけっていると、アオバセセリが花を訪れ飛び回っている。これはとカメラを構えたが、はるかかなたに飛び去っていった。
 知人のH、Kさんに話をしたら、見たいと言うので開花場所に行く。夏咲きのサザンカは珍しいらしい、喜んでくれた。蕾の付き具合から、今月いっぱいは咲いているのだろうと思う。
  


Posted by まさぼー at 19:10Comments(0)植物

蘭のように、一つ一つは美しい花だ

アオノクマタケランAlpinia intermedia
方言名 ヤマムーチ、ムーチバ、ヤマゴート
ショウガ科 沖縄、台湾、九州、四国、本州に分布

 今、名護城公園全域でアオノクマタケランの花が最盛期だ。
 ここ数年で、一番花数が多いのではないかと思うほど、花数は多い。道路沿いにある株すべてに花序があり、開花している。方言のムーチバの名前の通り、やんばるではゲットウの葉ではなく、アオノクマタケラン、クマタケランの葉を使ってムーチーを包む。もちろん香りは全然違う。ゲットウに比べたら、ほんのり香程度だ。
 雑種のクマタケラン、それからゲットウも咲いている。観察しやすい場所で3つの種類の花を見られるのは名護城公園ではないだろうか。3種が同時の花の見ごろは短い。早めの観賞をしてほしい。
  


Posted by まさぼー at 18:45Comments(0)植物

セイバンモロコシの葉を食べるウスイロコノマチョウの終令幼虫

ウスイロコノマチョウ Melanitis leda
ジャノメチョウ科
  奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,小浜島,西表島,
  波照間島,仲神島,与那国島,北大東島,南大東島、北海道,本州,
  四国,九州,東洋区に広く分布

 6月3日、中城の森に行った時のこと、セイバンモロコシの葉が食べられているのを何気なく見たら、ウスイロコノマチョウの終令幼虫が食事中だった。
 葉が食べられていたら、見るものだと心の声を出してしまった。撮影のために葉をゆらしたせいか、食べるのをやめてしまった。危険を察知したのかもしれない。このチョウ、昼間は成虫を見ることは少ないが朝夕に飛翔しているので数は普通に多いと思う。でも、幼虫を見つけるのはたいへん。
 その後、イネ科植物の葉に食べあとを見るたびに、立ち止まりみているが、幼虫は見つかってない。次、幼虫に出会えるのはいつになるのだろう。
  


Posted by まさぼー at 19:55Comments(0)

梅雨時で蛹に水滴がついていたカバマダラ

カバマダラAnosia chrysippus
マダラチョウ科 沖縄島,宮古島,石垣島,竹富島,黒島,小浜島,新城島,
        西表島,波照間島,与那国島,北大東島,南大東島から記録有

 先日、カバマダラの終令幼虫を観察していたら、蛹になっていた。梅雨時なので水滴がついているのが、ちょっと嬉しかった。
 カバマダラは去年の暮れから今年の初めにかけて、浦添大公園に少ないながらも何等かの形で観察できたが、その後姿が見えなかった。4月頃からぽつぽつ、5月に入ってトウワタに幼虫がチラホラ、本格的になったのは5月中旬からだ。カバマダラの発生のためにトウワタの種をまき、茎を挿し木して増やしている。6月に入ると、幼虫たちが増えてきて、苗から食べ始めていて、去年に引き続き小苗が食べられてしまった。
 負けてはいない、これからも種まきを続け、カバマダラの発生を支えると心に誓った。浦添大公園をバタフライパークにするのだと妄想をしてみた。浦添大公園友の会でやってみませんか。会員、大募集中。
  


Posted by まさぼー at 20:01Comments(0)

鮮やかなオレンジ色がきれいなメキシコサワギクの花

メキシコサワギク Senecio confusus
別名 メキシコタイキンギク
英名 Mexican Flame Vine,Mexican Daisy
キク科 メキシコ原産

 3月中旬に挿し木したメキシコサワギクをプランターに植えたら、よく成長し開花を始めた。
 1月に挿したら新芽だったせいか失敗。3月にチャンスがあったので再び挑戦。ちゃんと発根してくれた。こんなふうに、なんどかやってみて植物たちの適正をみている。実際にやってみないとわからないことが多いので、発見がほんとうに楽しい。
 たくさんの雨と気温の上昇でメキシコサワギクは順調に育っている。尺鉢にも植えた。今度はスタンダード仕立てをしてみようと思う。
  


Posted by まさぼー at 18:34Comments(0)植物

2014年06月09日

ヒカンザクラ発芽する


発芽したヒカンザクラの苗、これから次々と発芽してくる

ヒカンザクラPrunus campanulata
別名 カンヒザクラ 方言名 サクラ
英名 Taiwan cherry 中国名 鐘花桜
バラ科 台湾、中国原産

 5月30日に紹介したヒカンザクラの冷蔵処理した種は、一昨日から発芽が始まった。昨日までに5個だった。
 知人のW産さんが、冷蔵庫で冷蔵処理した種は発芽したのち、苗を預かり育てたところ、現在高さ50センチほどに成長し、接ぎ木できる太さになっている。順調だと今年の12月には接ぎ木が出来る。
 昨日は20個ほどの種が割れていたので播種した。今までに全部で40個を超えている。今年の接ぎ木には間に合わないが、来年の秋には高さ1mほどの植樹できる大きさに育て、浦添大公園の桜祭り開催に一歩前進したい。
  


Posted by まさぼー at 13:23Comments(0)植物