てぃーだブログ › 浦添大公園友の会 › 2013年03月

よく咲いていたパパイヤの雄花、必要だ

パパイア Carica papaya
方言名 パパヤー
英名 papaya  中国名 番木瓜 
パパイヤ科 南米原産

 先日、パパイヤの雄花がよく咲いているのに遭遇した。え、この時期にと思ったが。やっぱり野生化した株は強いのだと思った。通常、もう少し気温が上がってから、成長し開花するからだ。
 実は、最近出回っているパパイヤの苗はほとんどが両性花。苗を買って植えたら、全部実がつくやつだ。そのため、昔からある、熟してもパパヤー臭いのある苗は売ってない。問題だと思っている。ウイルスに弱く、堆肥を多量に施してないと実付きが悪く収量も悪くなる。それに比べて、昔からあるパパヤーはウイルスに強くやせ地でもよく育ち、大型台風が襲来して、幹が折れても、途中から芽吹きし、回復し、花もつけ実もできる。
 野菜として食べるパパヤーはうちなーの気候にあった、昔からのものがいいと思う今日この頃だ。パパヤー大好き。
  


Posted by まさぼー at 19:33Comments(0)


名護城公園ナゴラン着生体験


■開催期間 2013年4月13日(土)
■場   所 名護城公園内
■時   間 午後1:30-4:30
■参加料金    400円/1人(定員15人)
■協力団体 名護ラン友会
 沖縄島産ナゴランの増殖に成功し、長年普及に努めている名護ラン友会会長の指導のもとに実施し、
着生した株ごとに参加者のラベルをつけ再来園や愛着のある公園にしていきます去年同時期に実施し
た結果、多くの株が順調に生育し、来年の初夏には早くも開花が見られるかもしれません。  


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やっと見つけた、鳥の糞に擬態したシロオビアゲハの若令幼虫

シロオビアゲハPapilio polytes
アゲハチョウ科
 奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,久米島,宮古島,
多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,
鳩間島,波照間島,与那国島に分布

 低調だった春先のチョウの発生。定番のシロオビアゲハも例外ではなく、個体数は少なかった。そのためやっと、シークワーサーにいる幼虫を見つけて安心した。
 確実に世帯は繰り返している。1化は少なかったが、2化、3化と個体数は増加するものだと確信している。
 観察に使っているシークワーサーは去年の台風でかなり被害があり、倒れて撤去されたものが数本ある。今年は種を採取し、播種、苗づくりをしなければならない。  


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いい感じに岩の上を緑化、花を咲かせるノアサガオ

ノアサガオ Pharbitis congesta
方言名 ヤマカンダ、アミフィカンダ、カンダバーグサ
英名 Blue dawn flower,morning -glory
ヒルガオ科 熱帯アジア原産

 野山のノアサガオの花が気温の上昇、日朝が長くなったことで花がいい感じに咲いている。とにかく花数が多い印象だ。
 森の縁や雑草地、畑や周辺にはびこると厄介な植物だが、利用はいいろいろ。山羊の餌に最適だし、緑肥にもなる。花はきれいなので、観賞用にもなる。どんな場所にも生育するので、緑化には最強だ。強い特性は、時には嫌われる。
 それでも、ノアサガオを擁護したい。そのうちに、有用植物の仲間入りになるかもしれないからだ。
  


Posted by まさぼー at 19:07Comments(0)

真上からだとこんな感じ


かわいい花なので、ついウットリ

ナンゴクネジバナSpiranthes sinensis Ames
方言名 ムデクバナ、アイナーフサ
ラン科 沖縄各島に分布

 24日、芝生の中で開花しているナンゴクネジバナを見つけた。そう言えば開花の時期だっけと思い、大事に撮影した。
 ところが、注意深く探すと、路傍や他の芝生の中、どこもかしこもナンゴクネジバナの花だらけだった。足元に咲いているので、だれも気が付かないし、気にも留めないようだ。
 撮影した画像をパソコンで拡大してみると、なんとかわいいことか。ついウットリ見とれてしまう。どうもいまだに野生ラン大好きがしみついていて、いまだに卒業してないようだ。
  


Posted by まさぼー at 20:21Comments(0)

T先生の丁寧な説明が好評だった

 23日の土曜日午後、沖縄市の子供の国の会議室で沖縄有用植物研究会の3月の定例会が開催され、参加した。
 今回は友人のT先生のシダ植物の繁殖とあって、趣味でやっていることは以前から知っていたが具体的に聞くのは初めて。T先生らしい丁寧な説明。撮影した画像と使用する道具類を持ち込みわかりやすく、ほんとに誰でも今からできるぐらい、プロジェクターを使い細かく説明していた。用いたタニワタリの類、変わった形の葉の裏について胞子を集めてまき、出来た苗からさらに選抜、2段階ぐらいから素晴らしい芸のある素材が生まれるとのこと。実際、T先生の作出した斑入りのタニワタリは市場に出回り、たくさんの愛好家から喜ばれた。
 講演の次に情報交換や研究会のこれからの活動などの意見交換があり、会員から提供された種子やレンコンのワップーは、参加した会員から喜ばれた。次は5月の総会とのこと。次はどんなミミグスイが聴けるか楽しみだ。
  


Posted by まさぼー at 17:39Comments(0)

チョウのとおる道~ネクマチヂのチョウ~の表紙


イラスト、画像をふんだんに使ったのでわかりやすい

 2011年7月から2012年7月にかけて大宜味村ネクマチヂ岳周辺で行ったチョウの調査の成果として「チョウのとおる道~ネクマチヂのチョウ~」ができた。
 大宜味村つばきの森地域育成協議会によるもので、調査は沖縄の生物界では有名なT氏と私。毎月の調査は実に楽しかった。長時間T氏と一緒なので、日ごろ学べないことが、胸のつかえがおりるほどだった。
 ツカ見本を見せられた時、とってもびっくり。生き物に対する考え方だけでなく、人に理解してもらえる原稿の作り方がT氏はほんとう上手い。もちろん原稿は書いたが、アレンジは素晴らしいものに仕上がった。


   


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枯れ木に花が咲いていた、モミジバヒルガオだった

モミジバヒルガオ Ipomoea cairica
別名 タイワンアサガオ
英名 Cairo morning glory
ヒルガオ科 熱帯アメリカ原産

 枯れ木に花が咲いている。遠くからはそう見えた。近くから見るとモミジバヒルガオが絡みつき、青紫色の花を咲かせていたのだ。
 モミジバヒルガオは強い。以前にも紹介したが、ノアサガオと勢力争いをするくらいだから、退治しにくい雑草扱いもされてくる。加えて、繁殖力が強く害草化すると言う理由で移動が禁止される場合もある。
 いろいろな文化を受け入れる沖縄。生物たちも沖縄の気候風土は大好きなようで、身の回りの植物たちは全てエキゾティカということもある。モミジバヒルガオも花がきれいで、荒れ地によく育ち緑化すると言う理由で導入されたはず、害草というレッテルをはるのは人のエゴかも。
  


Posted by まさぼー at 05:13Comments(0)

吸水をするテングチョウ

クワノハエノキCeltis boninensis
方言名 カビンギ、クワギウト、ナリャマキ
ニレ科 日本の南、南西諸島、小笠原に分布

17日、地面の露出した場所を止まっては飛び立ち、また止まるテングチョウに出会った。なにをしているのか知りたくなり、かがみこんだら口吻を伸ばし、吸水をしていた。
 テングチョウは去年の今頃だったら、たくさん飛んでいて普通だったが、今年の春はとっても少ない。幼虫の食べるクワノハエノキ新芽は豊富だったのに、去年の台風被害は春の発生にも影響を与えたようだ。
 その後、数日間、テングチョウを見つけようとしたが見つからなかった。クワノハエノキの新芽はまだ多い。回復の兆しはあるのか、次は幼虫探しをしたいと思う。  


Posted by まさぼー at 19:34Comments(0)

日光浴をするルリタテハ

ルリタテハ Kaniska canace ishima
タテハチョウ科 沖縄各島に分布

 春先のルリタテハは目の前をゆっくり飛び、低い場所で日光浴をするので、ついおいかけて撮影してしまう。
 15日の朝、体を温めて体調管理をしているルリタテハがいた。日の光を浴びて気持ちよさそうだ。翅を開いたり閉じたりもしている。飛び立つ前の、羽の筋肉の具合をみているのだろうか。10分経過、飛び立つ様子はない。昼過ぎにもう一度来てみようと思い立ち去った。再び日光浴場所に行ったが、いなかった。
 この時、久しぶりに飼育してみようと思った。産卵をし、幼虫が見つかるかもしれない。現在、シロオビアゲハの幼虫をシークワサーで飼育中。
  


Posted by まさぼー at 07:03Comments(0)

子供たちには大人気のシロツメクサ、実は外来植物なのだ

シロツメクサTrifolium repens L.
別名 オランダゲンゲ、シロクローバー
英名 white clover,white dutch clover
マメ科 ヨーロッパ原産

 芝生、道端にシロツメクサの花が目立ち始めてきた。日曜日には親子で花摘みをしている光景に出合った。たくさんの花束をお母さんに渡していた。先週の日曜日には、ボーイスカウトのこどもたちが、4つ葉のクローバーを探しているのか、シロツメクサの葉を丹念に探していた。子供たちには思い出として記憶に残ることだろう。
 蜜を求めてミツバチたちも増えてきたような気がする。気温があがり雨も降ると、シロツメクサの群落は一気に広がり白い花畑になる。
 いつの頃から、この時期の定番の風景になったのだろう。外来植物が沖縄の野山にはびこって、在来を脅かしている。シロツメクサもその一つということだ。
  


Posted by まさぼー at 07:41Comments(0)

翅、足、口吻をせわしく動かして蜜を求めていたリュウキュウミスジ

リュウキュウミスジNeptis hylas luculenta
タテハチョウ科
 奄美大島,沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,
下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島、台湾に分布する

 14日、ショウベンノキの白い花に羽化したてのリュウキュウミスジが蜜をもとめてやってきていた。
 翅を上下に動かしながら、一つ一つの花に口吻を伸ばしながら、蜜を確認している。もちろん足は小刻みに動いていて、複雑な動きをしている。撮影しようと思った瞬間、次の花の塊に飛んだ。その繰り返しが続いた。
 ようやく、リュウキュウミスジが見られるようになってきた、これから他のチョウたちも続いて姿を見せてくるに違いない。
  


Posted by まさぼー at 08:57Comments(0)


コモウセンゴケDrosera spathulata
モウセンゴケ科 沖縄群島、石垣、西表、与那国に分布

 先日、名護城公園に行ったらコモウセンゴケが開花していた。確か、去年は4月だったから、今年は少し早いかもしれない。
 食中植物なので、いつも気がかりで見ている。強のか弱いのかは知らないが、突然群落が他の植物の繁茂できえていることともあるからだ。生育の環境はいつも地肌が露出していて乾燥して、他の植物が映えないような劣悪の環境がいい。
 とにかく、今年は無事開花していて群落も各所で見つけることができた。次はどうなのだろうと、きにかけている。
  


Posted by まさぼー at 19:37Comments(0)

ヒカンザクラの新緑のトンネルをくぐると、初夏の香りがした

ヒカンザクラPrunus campanulata
別名 カンヒザクラ 方言名 サクラ
英名 Taiwan cherry 中国名 鐘花桜
バラ科 台湾、中国原産

 ヒカンザクラの新緑がたまらない。柔らかい初夏の光に反射して、緑葉がまぶしいし、朝靄の中の葉もしっとりとしていて美しいのだ。
 浦添大公園、名護城公園その他のヒカンザクラは今まさに新葉の最盛期を迎えている。去年の台風被害で花が少なかったので、新緑はなお輝いて見える。
 ヒカンザクラの新緑のトンネルをくぐると、初夏の香りがしてきた。早足で通過するのはもったいないので、同じ道を戻ってしまった。
  


Posted by まさぼー at 19:49Comments(0)

2013年03月14日

タマネギがうまい


順調に育つタマネギ、今年は豊作だ

タマネギAllium cepa
ヒガンバナ科 地中海東岸~西アジア

 新タマネギが美味しい。毎日とはいかないが、スライスしてサラダにして食べている。もちろん、単独ではなくキャベツ、ダイコン、レタス等と混ざっている。
 毎年のようにこの時期は新タマネギを食べているが、豊作だ。野菜全般なのかは知らないが、妻は冷蔵庫いっぱいに野菜が詰まっていると話す。早く食べてほしいと、弁当箱に野菜サラダをいっぱい詰めてくれている。もちろんおかずと別の弁当箱だ。
 ありがたい。どっちかというと、そのままでも食べられるし、ドレッシングを少しかけてあれば言うことはない。明日も新タマネギのサラダが入っていれば、ラッキーに日としよう。
  


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かわいいナワシロイチゴま花が咲いていた、今年こそ食べるぞ

ナワシロイチゴRubus parvifolius L.
バラ科 北海道~南西諸島、中国、朝鮮に分布

 先日、ナワシロイチゴの開花している群落を見つけた。
 確か、去年も同じ時期に開花する群落を見つけ果実が実ったら食べたいと思っていた。たしか、果実を口にしたのは十数年前になるのか定かではない。これでは果実の味を忘れてしまいそうなので、今年こそ果実採取に燃えてみたいと思っている。  


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収穫したソラマメの莢、黒いのはマメがかたくなっている


莢を剥いて取り出したソラマメ

ソラマメVicia faba L.
別名 ヤマトマメ、蚕豆、空豆
方言名 トーマーミ、トーマミ、トウマーミ
英名 Broad
マメ科 西アジア原産

 ソラマメの本格収穫1回目を行った。莢が黒くなる前に緑の莢の方が豆が柔らかくて美味しい。
 ちょうど収穫して良いとの了解を先週得ていたので、今日は黒くなり始めた莢が多くなっていた。葉が黄ばみ落ち始めて莢が真っ黒になったら、種用の収穫もしなければならない。クロマメ(インゲンマメ)の1回目の収穫も行った。先週はウズラマメだったので、いよいよ毎週のように休みはマメ類収穫になる。
 この時期に1年分のマメ類を収穫し保存する。もちろん、種用も十分乾燥させ残す。例年、雨に悩まされるが、今年は好天が多く、マメ類は豊作の気配。あ、腰をかがめて収穫していたときを思い出し痛くなった。  


Posted by まさぼー at 17:47Comments(0)

後翅の銀色の斑紋がまぶしかった


イチモンジセセリ Parnara guttata
セセリチョウ科
 奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊江島,久米島,宮古島,石垣島
 竹富島,小浜島,西表島,本州,四国,九州,種子島,
 屋久島から記録があり、国外では台湾,中国,朝鮮半島に分布

 今日、南城市の糸数城跡で、この前のアオスジアゲハ羽化したてに引き続きイチモンジセセリのピッカピッカを撮影できた。
 え、まてよ、もしかしたら珍しいかもと、3月のデータを調べてみた。1982年名護、1985年名護、1996年今帰仁、2000年糸満、2003年名護、そして2007年糸数城跡で記録されているにすぎなかった。3月はやはり少ないのかもしれない。
 偶然出会った恩師のN先生に話をしたら、ホーっと感心していた。   


Posted by まさぼー at 17:48Comments(0)

路上で休んで去ったアオスジアゲハ

アオスジアゲハGraphium sarpedon
アゲハチョウ科 日本、南西諸島、台湾、東南アジアに広く分布

 春先のこの時期は、羽化したてのピッカピカのチョウたちが飛びわる。先日、名護城公園の路上で羽化したてのアオスジアゲハが飛翔訓練している場面にであった。
 少し飛んでは、路上に休み、再び風上に飛んでは休む。くさむらにも降りて、飛び出して彼方に飛び去った。
 このところの気温上昇で、虫たち、とくにチョウたちが少しずつだが増えてきた。この調子でもっと増えてほしいと思う。  


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2013年03月09日

ウズラマメ今期初収穫


莢をむいて取り出したウズラマメたち


収穫じきになったウズラマメの莢

ウズラマメPhaseolus vulgaris cv.
マメ科 中・南米原産

 今季初のウズラマメの収穫をした。出来はというと、久しぶりの豊作。というのも、去年は播種した種がうまく発芽せず、収穫は少なかった。一昨年は、種が古かった。
 そう、久しぶりの豊作と思う。耕運機で耕された畑に種子をまいた収穫するという、安易な豆づくりなのだが、はまっている。インゲンマメ(クロマメ)、ソラマメと蒔いて収穫し、次の年の種も保存する。1年分の食べる量は自前で栽培するという仕組み。とても恵まれているのは、畑があり、耕されていて、種子をまき、収穫し片づけるという手間だけだ。
 このようにして、今年も豆類が恵まれて収穫されてきている。妻はウズラマメを見て「ぜんざい」を作るといった。あーあ、ヨダレが出てきた。
  


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