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2012年01月31日

新春ルリタテハ幼虫


葉の中央付近の裏にいた幼虫、独特の食痕


茶色の新葉を食べていた

ルリタテハ Kaniska canace ishima
タテハチョウ科 沖縄各島に分布

 新春はたくさんの植物たちの芽吹きや開花の時期。ルリタテハの幼虫が食べるサツマサンキライやオキナワサルトリイバラもその一つ。明るい茶色の葉が目立つので、ついつい幼虫探しを始めたくなる早春の時期だ。
 で、やはり見つけました。いました、いました。葉の中央付近から食べる独特の食事の仕方は健在です。
 気温の低い時期は各種の蝶の活動がにぶく、個体数も少ない。そうなると卵や幼虫探しに時間を費やすことになる。この時期のルリタテハ幼虫探しはいいかもしれないと思った。
  


Posted by まさぼー at 08:20Comments(0)


樹木にからみつき繁茂するアカザカズラ


フェンスにツルがからみつき、むかごが無数についていた

アカザカズラ Anredera scandens
別名 雲南百薬
ツルムラサキ科 熱帯アメリカ原産

 散歩している近くで、フェンスや樹木に絡みついているアカザカズラが野生しているのを見つけ、繁茂する様子にビツクリした。
 2007年ころ、栄養価が高く栽培は簡単で農薬もいらない1年十収穫できる。いわゆる地球環境にやさしい野菜として注目されていた。数年間は確かに食べたが、いつの間にか庭園から撤去されてしまった。理由は食味にクセがあり、従来の野菜に比べて美味しいものではないかららしい。私は1週間続けて出されても平気だが、周囲はちがうようだ。そのためか最近は食べたことがない。
 見つけたときは葉を採取し持ち帰ろうと思ったが、調理する妻も苦手と言っていたのでやめた。新春の時期は野菜が豊富。野草やクセのあるハーブ類は出番がなそさぅだ。
  


Posted by まさぼー at 07:28Comments(0)植物


ナスタチュームの葉の上にいるモンシロチョウの幼虫、今年初めて見た

モンシロチョウArtogeia rapae crucivora
シロチョウ科 
 琉球列島では奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,多良間島,
 石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,西表島,
 与那国島,北大東島,南大東島に分布する。

 去年の5月28日のブログでモンシロチョウの幼虫がナスタチューム(ムキンレンカ)の葉を食べることを紹介したが、いよいよ始まった。今年の最初の幼虫を見つけた。
 この時期各所でモンシロチョウが最盛期だ。畑は白いチョウが乱舞しモンシロチョウの楽園。4月までこの状態が続く。幼虫が食べているのはキャベツ、ダイコン、カラシナ、ブッコリーをはじめとする野菜たち。人々からは嫌われているが、観察の最適の時期なので時間が許すかぎり、探索している。
 モンシロチョウの幼虫がナスタチュームを食べるのは最近のことのようで、知人らからも照会があった。ナスタチュームは草花として育てられているが、性質が強くできた種子で毎年発芽し、生育を継続する。そのため新たに苗を植えることがないので、植物園でも重宝していた。
 畑の野菜たちがなくなるころ、ナスタチュームの被害が増える。このころになると探索の場所は庭園や花壇になる。
  


Posted by まさぼー at 08:48Comments(0)


目立たない白い小さな花


株全体にたくさん咲いていた

サルカケミカンToddalia asiatica
方言名 サラカチ、サラカチャー、サルカキ、サルカギ、サリキ、ヤマジュン
ミカン科 沖縄、台湾、中国、インドに分布

 サルカチャーの白い小さな花が無数に咲いていた。香りはもう一つだったが、久しぶりに満開を見た。
 いつもは夏の初めに黄色や赤く色づいた実が目につくので、サルカチャーの生育の存在を確認していた。十数年前、うわさに聞いたところによるとツル状の太い幹が方薬として重宝されて、伐採されたとのこと。確かにものすごくたくさんあったサルカチャーは減ってきた感じはする。それは小枝に鋭いトゲが嫌われて、伐採されているのだよと、別に減った原因を話してくれた知人もいた。
 今回見たサルカチャーの生育地は、保護されているようでたぶん大丈夫だと思うが久しぶりの大株だった。次に見るときはきれいな実の着く時期になるかもしれない。
  


Posted by まさぼー at 08:19Comments(0)植物

2012年01月27日

天然ミミグイを食べた


倒木にたくさん生えていた、自然の恵みに感謝

キクラゲAuricularia auricula
方言名 ミミグイ
キクラゲ科 中国、日本、沖縄、台湾、東南アジア、韓国に分布

 とっても久しぶりに天然ミミグイを食べた。パクチョイとの炒め物にされていて、涙が出そうなくらい美味しかった。
 子供のころは屋敷の周囲に大きなガジュマルが生えていて、繁茂すると太い枝から切られた。小枝や葉は畑に持っていき肥料に、太い枝は庭の日陰に立てかけられていた。なんとこれにミミグイが良く生えていた。このように遠い昔は身近な食材だった。今はというと野生で見かけてもめったに採取しなくなった。なぜだろうと思い返してみたら、採取しても調理してくれないからだった。理由は、ゴミや虫がついていること。食感が良くないこと。そう、我が家では妻の苦手は食卓に出てこない。
 今回は私の強い希望で食べることができた。もちろん、次も見つけ次第取することにしている。
  


Posted by まさぼー at 09:49Comments(0)その他

2週間ほど前のジャガイモの生育の様子、今頃花が咲いているはず

ジャガイモSolanum tuberosum
別名 馬鈴薯 英名 Potato
ナス科 南アメリカ高地原産

 ジャガイモの生育が気になっている。というのも、沖縄は例年に比べて天候が悪く日照不足、通常の50%しかないとの報道があった。
 畑を思い出すと確かにマメ類の花の咲きが悪い感じはするし、今頃だと咲いているジャガイモの花も咲き方が悪い。盛大に咲いているというのはイモも大きいはず。このままだと小さなイモしかないのではないか、知人らも出来が悪いと嘆いている。
 今日は久しぶりの晴れ。時間を見つけて、ばあちゃんの畑の様子を見てくることにした。通称クロマメと言っているインゲンの莢の出来はどうなのだろう、もう最初の収穫ができるはず。
  


Posted by まさぼー at 07:47Comments(0)植物

小枝に白い小さな花がびっしり咲いていた


遠くからでも小枝に咲いているのがわかる

ハマヒサカキEurya emarginata
方言名 インギーマ、カラスギーマ
ツバキ科 日本、沖縄、韓国、台湾、中国に分布

 22日、恩納村山田の民家近くで白い小さな花を咲かせたハマヒサキカが満開していた。匂いはあいかわらず、不快だった。
 ただ、これを好む虫たちがいるのではと探したが、気温が低く暗い曇りだったので見つけられなかった。
 もともとやんばるによく生えているのだが、中南部にでも見つかる。酸性土壌のニービに目立ち、ギーマも一緒に生えていることが多い。そのため、ギーマの実は食べられるのにそっくりのハマヒサカキの実は食べられない。インやカラスの名前がついているのはそういう意味に違いない。
 沖縄の春は1月と思うのだが、一瞬で終わる。ムサシアブミ、リュウキュウウマノスズクサ等が咲いていた。次に行く機会にはどんな花が咲いているのだろう。  


Posted by まさぼー at 07:46Comments(2)植物

タブノキの葉の上にいるアオスジアゲハの幼虫

アオスジアゲハGraphium sarpedon
アゲハチョウ科 日本、南西諸島、台湾、東南アジアに広く分布

 あ、タブノキの小さな苗の葉の上に見慣れた幼虫発見。アオスジアゲハの幼虫だ。やったー、と小さな感動。
 1月に見るのはとても久しぶりだ。こんなに早い時期に見るのは初めてと、目を丸くして同行の二人もビックリした。今年は暖冬なのかなー、と私がつぶやいた。証拠の写真を何枚か撮影した。
 1月に幼虫を見たことがあったのか調べたら、過去に3回ほどあった。1月1日や中旬もあった。やっぱり観察していた。虫の観察は年中無休の亜熱帯ならではと思った。
 高さ20センチもない苗なので、蛹まで十分な食べる葉があるのかと心配だが、周辺にも苗がある。次の観察日が楽しみだ。いつになるかなー。  


Posted by まさぼー at 13:35Comments(0)

2012年01月23日

キチョウの卵と幼虫


向かって左が幼虫、右の白い点で写っているのが卵

キチョウEurema sp.
シロチョウ科 本州、四国、九州、南西諸島、東洋熱帯に広く分布

 2011年1月28日のブログで寒い時期に多いチョウの一つでキチョウを紹介した。今年の冬もやはりキチョウは目立つ。
 気温の低いせいで、各種の活動が鈍る中キチョウは活発だ。もちろん産卵するし、幼虫も観察できる。この前は卵の近くにいる幼虫を偶然見つけることができた。食べていたのはクロウメモドキ科のヒメクマヤナギ。この植物の実は黒く熟すと食べられるので、子供のころからよく知っている。名前ではなく食べられる実がつくといガチマヤーで覚えている。
 どうやっていろいろな植物の名前を覚えることができるのかと聞かれることが多い。そう、食べられる、チョウの幼虫が食べる等あらゆる情報で覚えているのが真相。単純に名前だけでは忘れていることが多い。卵と幼虫を観察しながら、そんなことを聞かれたなと思い出した。
  


Posted by まさぼー at 08:38Comments(0)

2012年01月22日

ジャコウアゲハの香り


このように捕まえて「じゃ香」を楽しむ、その後放蝶

ジャコウアゲハ Atrophaneura alcinous
アゲハチョウ科 沖縄各島に分布

 去年の2月にジャコウアゲハは「春の女神」と書いたが、今回は年末から数がいて年明けからあちらこちらで、ゆっくりと飛翔する姿を見かける。
 いつも恒例にしているのが、成虫を捕まえて、「じゃ香」の香りを楽しむこと。とても良い香りなので、この時期とひんやりした冷たい空気とあいまって実にいい気分させてくれる。
 ツワブキは年が明けても咲いていて、よく花に訪問している姿を見かける。どうも今回は数が多そうなので、もうしばらくするとかなりの数が見られると期待している。かつてのセンダンの花に乱舞している様子が目に浮かんできた。
  


Posted by まさぼー at 06:42Comments(0)

2012年01月21日

ヤドリバエの行動


アカタテハの蛹化前の巣にいるヤドリバエ

 ヤドリバエの仲間がカラムシの葉で動いている、その真相は。
 タテハチョウ科のアカタテハはカラムシの葉を綴って巣をつくり、幼虫は暮らす。蛹化もその中で行い、羽化するときは隙間から出る。
 野外から採取する蛹はヤドリバエに寄生されていることが多く、いつの時期に卵が産み付けられるのか興味があった。この前の浦添大公園での観察。アカタテハの幼虫のいる巣にハエが止まっていた。よく見ると蛹からよくでるヤドリバエ(名前はわからない)の仲間だ。中の幼虫は蛹化の準備に入るようで盛んに口を動かして糸をはいていた。カラムシの葉の上を確かめるかのようにヤドリバエは動き回っている。
 残念ながらヤドリバエの産卵の様子は観察できなかったが、蛹化の前に産卵するのだろうかと推察した。  


Posted by まさぼー at 08:13Comments(0)蝶以外の昆虫

チヌとミーバイ

 昨日の夜、満を持してチヌ釣りに行った。日中の気温は高く小雨になる、絶好のチャンス到来で良型を釣り上げることができた。おまけは小型のミーバイ。とても久しぶりの釣果だ。
 釣りの不振は12月から続き、たまに行っても小型のチヌばかり。それでも大好きな魚汁が食べられるのでヨシとしてきた。でもやっぱり大きいのがいいし、たまには刺身も食べたい。1月に入ってから3度目の正直となった今回の釣行。次はいつ行くのか楽しみになって来た。
 妻にちょっと大きいので刺身がいい、切り身がいいと尋ねると、サシミという返事が返ってきた。卵も入っているので魚汁に入れたいと思い確保した。今夜は魚汁と久しぶりの刺身だ。
  


Posted by まさぼー at 09:07Comments(0)

2012年01月19日

イシガケチョウ翅地図


翅模様、地図に見えませんか

イシガケチョウCyrestis thyodamas mabella
タテハチョウ科
 沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,黒島,
 小浜島,新城島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島;
 本州,淡路島,四国,九州,対馬,種子島に分布する。

 イシガケチョウの止まり方は、翅を開いてとまると以前にも書いたが、気温の低い時期が一番観察しやすい。
 天気の悪い期間が続きその後晴れると、花を訪れたイシガケチョウは花の一部にもなったかのように一心不乱で蜜を吸っている。翅に近づいても動かない。指先でつまんでしまうという気にもなってしまうほどだ。
 よく見ると、翅模様は地図を連想する。そこで妄想、ある物語でチョウの翅に宝のありかをメッセージとして記すのはどうだろう。
  


Posted by まさぼー at 08:09Comments(0)

2012年01月18日

ナンキンハゼの紅葉


きれいな紅葉だった県民の森のナンキンハゼ

ナンキンハゼSapium sebiferum
英名 Chinese tallow tree,vegetable-tallow
中国名 鳥柏
トウダイグサ科 中国原産

 恩納村県民の森のナンキンハゼが見事な紅葉をしていた。夕方だったが、あまりにきれいなので撮影した。近くにいた関係種の女性は「晴れて明るいともっときれい」と教えてくれた。
 このナンキンハゼ最近少なくなってきている。どんな植物なのか調べてみた。「南京ハゼ」の名前は種子からロウをとるのでハゼノキにたとえられている。ロウ採取、街路樹などの観賞用として導入された。他に葉は染料、材はパルプや建築材に使われる。
 亜熱帯沖縄では数少ない紅葉する樹木。もっとないのか探したら浦添大公園、末吉公園にあった。しかし県民の森の紅葉にはまけていた。気温の下がる山間部の方がいいのであろう。
  


Posted by まさぼー at 06:54Comments(0)

ぜんまい状の葉芽を採取する。気温の低い時期はアクが少ない。

シマオオタニワタリ Neottopteris nidus
方言名 サラムシラ(石垣川平)、サルムシル(沖縄、石垣)、フィラムシル(首里) 
チャセンシダ科 沖縄、台湾、中国、熱帯アジアに原産

 野山ではシマオオタニワタリの葉芽が旬を迎えている。と言っても食べているわけではない。かつて何度か食べたことはあるが、とても美味しいとは言い難い。
 30数年ほど前、西表島の古見岳登山を友人とした際に、キャンプの近くにたくさんあった葉芽をみそ汁の具にしていた。シャキシャキとした触感と独特の風味はよかった。その後植物園に勤務していた台湾出身のご婦人が、よく採取して食べていた。食べ方は野菜炒めで、ゴマ油がよいとの話だった。とにかく1年中食していて、特に気温の下がる今の時期がもっとも旬とのことだった。
 実は家に持ち帰って食べたことがないので、私の妻は持ち帰っても料理はしないし食べないだろう。料理は上手のだが、新しい食材には手を出さない。まあ物は試しに1回は採取して持って帰ってみるか。
  


Posted by まさぼー at 07:36Comments(0)

路傍から飛び出してコンクリートの止まったウスイロコノマチョウ

ウスイロコノマチョウ Melanitis leda
ジャノメチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,小浜島,西表島,
波照間島,仲神島,与那国島,北大東島,南大東島、北海道,本州,
四国,九州,東洋区に広く分布する。

 去年の12月から今年に入ってウスイロコノマチョウの姿をよく見かける。
 いつも日中の野山を散策するので、早朝や夕方に飛び回るこのチョウの姿を見ることはない。だが、曇り日は林道沿いの路傍にとまっていることが多く、気配で飛び出すのがほとんどだ。止まっていると枯葉そっくりなのでまったく気づかない。
 一昨日も曇り日だったが、気温が高いので中城の野山にでかけたらやっぱりいた。この日は4頭も飛び出し、冬が好きなチョウなのかなと思った。
  


Posted by まさぼー at 07:25Comments(0)

久しぶりに見つけたアメイシャの果実

アメイシャBunchosia Armeniaca
キントラノオ科 南米原産

 数日前、アメイシャの果実が橙色に熟してきたものを久しぶりに見つけた。もともと少ない植物のようで、めったに見ることはない。
 初めて見たのは沖縄市の農民研修センターでの植木市。果実は食べられるのか、美味しいのかの質問をしたと思う。何でも販売している方は南米では薬になると言っていた。その後、植物園の同僚が見たことがない果実が実っているというので、持ってきたのが、アメイシャだった。
 それ以来だから、10年ほど前のことになる。身近に数少ない変わりものが見られたことに、その日はご機嫌だった。  


Posted by まさぼー at 08:00Comments(0)

2012年01月14日

ハバネロ事件


果実はきれいな赤橙色できれいだ


順調そだっていたハバネロ

ハバネロCapsicum chinense
英名 Habanero chilli
ナス科 南米原産
 
 事件は2週間ほど前だった。仕事から帰ってきて、夕飯を作っていた時のこと。口の中がひりひりして痛いと妻が言った。もしかして畑のピーマンに似た果実を野菜だと勘違いして料理したのではと推察し、聞いてみた。正解、野菜炒めに混ぜていて、味見をしたらしい。ピーマンだと思って妻が採取してきたのはどうやらハバネロの青実だったようだ。野菜炒めはハバネロを除いてあったのにだいぶ辛かった。
 前から母がハバネロの苗をほしがっていて、探していた。どうにかして手に入れたらしく、畑の一角に数株植えてあった。私は苗が育つ経過を見ていたので、怪しいと思い手を出さずにいたのだ。それを知らない妻はピーマンと間違えてしまったのが真相。
 青実だった実はすっかり赤橙色に熟し、かなりきれいだ。鉢植えの観賞用にもいいのではと思うが、取り扱いには注意が必要だ。
  


Posted by まさぼー at 14:59Comments(0)

緑色の葉と比べると輝いて見える


美しい金色の斑だ

シロノセンダングサ Bidens pilosak var. radiata
別 名 アワユキセンダングサ
方言名 サシグサ
キク科 戦後帰化、北米原産
 奄美大島、徳 徳之島、沖縄本島、 宮古島、 石垣島に分布する。

 正月早々からいいものを見つけた。シロノセンダングサの黄色の斑入りだ。庭のある家に住んでいたらきっと持ち帰ったであろう、素晴らしい斑入りだ。
 以前にも白斑を数回見てきたが、今回のものが一番良い。斑入りの知人に採取してプレゼントと思ったが、どうやらこの植物の斑入りは時々見られると聞いていたので、やめた。
 見つかった場所は林道沿いなので、時々草刈りが行われる。次に行く時まで生き残っていると思うが、ちょっと気がかりだ。  


Posted by まさぼー at 06:58Comments(0)

1年中見ることのできるイシガケチョウ、ランタナに止まった

イシガケチョウCyrestis thyodamas mabella
タテハチョウ科
 沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,黒島,
 小浜島,新城島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島;
 本州,淡路島,四国,九州,対馬,種子島に分布する。

 沖縄の虫たちは年中無休、シーズンオフがない。通常本土だと冬越しという形態をとるが、沖縄は亜熱帯なので気温が下がると、生育が少し遅くなるだけだ。イシガケチョウも年中無休のタテハチョウの一種で、いつも注目している。
 正月2日、晴れ、浦添大公園に咲いていたランタナの止まった瞬間を撮影した。成虫は暖かいと飛び回り、花の蜜を吸い、産卵もするし幼虫たちも見ることができる。9日、恩納村ではヒメイタビに小さな幼虫がいたし、新芽には卵もあった。
 恩納村に連れて行ってくれた研究者は、沖縄の虫について詳細な記述は誤りが多い。データを積み重ねて修正が必要と強調した。同感だと思って歩いていたら、林道沿いに育つイタジイの太い幹にコノハチョウがとまった。年中無休がもうひとついた。
  


Posted by まさぼー at 09:14Comments(0)