ニイニイゼミ最盛期

まさぼー

2012年06月29日 21:03


羽化して間もない個体が泣いていた


横から見るとみけることができるが正面は樹膚と同じでみつけにくい


クロイワニイニイと比べて一回り大きい


抜け殻も多数見つかった

ニイニイゼミPlatypleura kaempferi
セミ科 北海道~沖縄島に分布

 本日、大宜味村の山中でのこと。いやー、これはいい鳴き声。ニイニイゼミの大合唱。久しぶりに堪能した。同行のOさんが言うには、「沖縄のセミ」という本に収録されているCDを何度も聞き、クロイワニイニイとの鳴き声の違いを勉強したという。
 Oさんの解説によれば、なるほどクワイワニイニイに比べて鳴き声が大きく、強弱もあるし力強い。これで両種の区別は大丈夫に違いない。両種が泣いてないと、一般の方への解説は難しいが、しばらくは今日鳴いている声を覚えておくことにしよう。成虫を採取しての違いは明らかだ。クロイワに比べて一回りも大きく、他にも違いはある。とにかく、今日の大収穫は発生のピークに来たことだ。
 ニイニイゼミの抜け殻確認、撮影とうまくいった。ニイニイゼミが2種生息している島はあまりない。沖縄島では東南植物楽園から以北で、とても懐かしく思った。この地域では20年ほど前に個体を確認したが、その後は成虫が確認できないでいる。今も生息しているか気になる。行ってみようかな。