モンシロチョウの幼虫をナスタチュームから見つけた
ナスタチュームの葉上にいるモンシロチョウの幼虫たち
モンシロチョウの幼虫は葉を食べていた
モンシロチョウArtogeia rapae crucivora
シロチョウ科
琉球列島では奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,多良間島,
石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,西表島,
与那国島,北大東島,南大東島に分布する。
ナスタチュームの葉や花がいつの間にかに虫に食べられている。近くにはモンシロチョウの数が多く飛び交っている。そんな光景、最近ありませんか。
つい最近、知人から「ナスタチュームの葉がモンシロチョウに食べられている。珍しい記録では」と問い合わせてきた。記録があり珍しいことではないと伝えた。電話先の知人はちょっとガッカリしたに違いない。理由がある。モンシロチョウはキャベツを代表するアブラナ科野菜の大害虫。ところが夏に沖縄ではこのアブラナ科野菜が栽培難しい。モンシロチョウの夏の過ごし方がどうなっているのか、話題になった時期がある。今ではフウチョウソウ科ギョボク、アブラナ科でも夏に育つオランダガラシやミチバタガラシからも見つかり、解決している。でも、ナスタチュームはノウゼンハレン、キンレンカの名前がついているノウゼンハレン科に属していて、仲間が違う。仲間が違う植物の葉を食べていることが見つかるのは、衝撃的なことだ。「発見する」喜びは大人も子供も一緒で、今でも大事にしている。
「珍しい記録では」との問い合わせた方は、これまでにも初めてを何度も見つけた方だ。あらためて「発見する」喜びを味わいたいと思った。