クサトベラの花は1年中咲き、実もついている
クサトベラの花と実
青空とクサトベラの葉はよく似合う
クサトベラScaevola taccada
別名 テリハクサトベラ
英名 Beach naupaka 中国名 草海桐
クサトベラ科 屋久島以南、東南アジア、南太平洋諸島、マダガスカル、ハワイ
一昨日紹介した西原町の海岸で見つけたハマジンチョウの隣に、クサトベラの花も咲いていた。緑地と防風林を兼ねて植えられていて、その役目をりっぱに果たしていかのような生育ぶりだった。
クサトベラは種子が海流に運ばれて分布を広げる海浜植物の一つ。葉は食べられるが苦みがあり、不向きとのこと。葉や樹皮は頭痛や腫れ物に効く民間薬、下剤にも利用。潮風に強いので海岸の砂防植物として沖縄だけでなく、世界各地で使われている。革質で光沢のある葉や樹形が良いことから、観賞用にも公園に植えられる。
クサトベラは沖縄在来の植物。観賞用に導入された植物を景観作りに使われる傾向にあるが、在来でも生育良く、厳しい環境にも耐え、観賞価値もあると見直されたのがクサトベラ。特に潮風に強い場所に植えられているので、海岸にある公園を見て回ったら、必ず植えられていると思う。花は1年中咲き、実もついている。親子で観察するのに向いていると思う。