
ゴーヤーの原種ツルレイシ
ツルレイシMomordica charantia
ウリ科 熱帯アジア原産
4月25日、Kさんが見たことのないつる植物と果実を持ってきた。何でも、南部の病院の空き地に野生していたという。私の見立てはツルレイシ。いわゆるゴーヤーの原種だ。
知人のT氏は、もう沖縄で野生化しているのと驚いていた。東南アジアでは野生で普通に見ることができ、ただの雑草なのだという。ネットで種子を販売し、育て方なども紹介しているので、はびこるのは時間の問題なのかもしれない。
友人のT氏は、果実がかわいいので鉢物仕立てに販売したいと狙っていたが、もう遅いかもしれない。ただ、身近にはなってないようなので、今年の夏の動向が気になる。

植物はカラキ、半分に割ったのがカラキ入りサーターアンダギー
ニッケイ Cinnamomum sieboldii
方言名 カラキ、カラケ、ハラギ
英名 cinnamon
クスノキ科 徳之島、沖縄島、久米島、石垣島
ああ、美味しい。もともとサーターアンダギー大好き人間の脳みそを直撃したのはカラキ入りだった。
今日、沖縄市の農民研修センターで行われた沖縄有用植物研究会でのサプライズで紹介され、参加者全員に試食に提供されたのだ。今まで数ある有用植物が紹介されてきたが、製品化までかなり具体的で、戦略が見えていて、ブームがおきる予感までしてきた。
この感覚は、参加者が実体感している様子が全体に漂っている。となりに座っている友人のN氏によるオキナワニッケイの有望の解説にも力がこもっていた。私は売れ出されればすぐに買いに行くと思う。カラキ入りサーターアンダギーはほんとうにおいしかった

明るい昼間にネズミモチの花に訪れたウスイロコノマチョウ
ウスイロコノマチョウ Melanitis leda
ジャノメチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,小浜島,西表島,
波照間島,仲神島,与那国島,北大東島,南大東島、北海道,本州,
四国,九州,東洋区に広く分布
ウスイロコノマチョウがネズミモチの花を訪れ、蜜を探していた。これまでにも花に来るのは見てきたが、明るい場所での珍しい例として紹介する。
場所は大宜味村、4月23日のこと。この日は晴れていて他のチョウたちも多い。よく飛んでいて、いろいろな花に蜜を求めて飛び回っていた。いつもなら、暗い林内や林縁の薄暗い場所が定位置で、決して明るい場所に来ることはなかった。
ウスイロコノマチョウは薄暗い場所好きという概念は崩れてしまった。このようにして、いつも見慣れているはずなのに何十年たっても新発見のある観察はやめられない。

葉から葉へ移動するイチモンジセセリの幼虫

イネの葉を数枚綴って巣をつくる
イチモンジセセリ Parnara guttata
セセリチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊江島,久米島,宮古島,石垣島
竹富島,小浜島,西表島,本州,四国,九州,種子島,
屋久島から記録があり、国外では台湾,中国,朝鮮半島に分布
5月5日の名護城公園のせせらぎ広場にある水田のイネにたくさんのイチモンジゼリの幼虫がついていた。この日田草とり。去年はこの幼虫にたくさん葉を食べられたので、今年は退治している。
15日、再び水田に行くと、退治もれの幼虫がまだまだいた。イネの生育も心配だが、イチモンジセセリの発生もみたい。とてもよくばりだ。大発生の予感がする。
期待は、ここ十数年見たことがないヒメイチモンジセセリ発生。何度か通うことにしている。

長期間咲き続けるバーベナ

インパチェンスの花も彩をそえてくれる

ベランダで最も華やかなペチュニア

存在感のあるアメリカフヨウ、2代目も咲きそうだ
梅雨の真最中、ベランダはひっそりと花を咲かせているやつらが元気だ。いずれも妻が育てているのだが、隠れてすこしだけ面倒を見ている。
アメリカフヨウは何年目だろう。種子からの2代目も元気に育っていて、おそらくこの夏には開花する。ヤエヤマスズコウジュは依然紹介したが、その後も増殖されて、鉢数が増えている。インパチェンスはたしか1鉢40円だったはず。バーベナはもう何年になるのだろう。居座ってしまった。
ベランダの花たちは懸命に咲いていて、毎朝心を和ませてくれている。おそらくだが、通行人も愛でているに違いないと勝手に思っている。

翅表の青色帯を撮影しようと近づいたら閉じた
ルリタテハ Kaniska canace ishima
タテハチョウ科 沖縄各島に分布
ルリタテハの羽化したての個体を見るとドキドキする。
実は高校生の時に、家の近くで発見し、那覇市小録の恩師の先生にこの蝶の素性を聞きに行ったことがあるからだ。バスを乗り継いで2時間。遠かった。その後も何度か教えてもらいに、日曜日に通いつめた。
そんな思いでがあるため、ルリタテハを見る目はいつも新鮮で独特の青色の帯を見るたびに見入ってしまうとのだ。

懐かしいイリオモテランの花

樹木に着生し、見事な株になっていた
イリオモテランTrichoglottis luchuensis
ラン科 石垣 西表 魚釣
先日、友人宅を訪問した際に「イリオモテランが咲いているよ」と声をかけられた。もちろんすぐにカメラを取り出して撮影した。
イリオモテランには懐かしい思い出がある。学生の頃、オモト岳の山中をさまよいながら、樹木な着生している株を発見、1株持ち帰り栽培の観察をしたことがある。数年後見事な花をつけてイリオモテランであることを確認した。当時、植物の研究をしているM先生にそのことを話したら、尖閣のものと交換して栽培して開花を観察してといわれた。持ち帰った尖閣のイリオモテランは、数十年庭で栽培したことがある。毎年のように開花し、株も大きくなったが、相次ぐ最大級の台風が襲来し、ついには枯死してしまった。
その後も何度か、イリオモテランを手に入れて栽培してみようと思ったが、枯死させたことが悔しくて、いまだに手を出していない。友人宅の樹木に着生したのを見ると、なんだか懐かしくなってきた。

シロノセンダングサの花に蜜を求めてやってきたナミアゲハ

翅を開く瞬間を撮影した。花の上ではばたいている。
ナミアゲハPapilio xuthus
アゲハチョウ科 奄美,沖縄,久米,宮古,石垣,西表,波照,
与那,南 大;北,本,四,九州、台湾,中国,
朝鮮半島,千島色丹,アムルに分布
このところ、ナミアゲハづいている。5月5日に名護城公園のせせらぎ広場の田草採りの撮影をしていたら、シロノセンダングサの花に訪れたのだ。
それから、数日後、今度は浦添大公園でも連日目撃している。数はこれまでの記録から多くはないはずだ。生息すら危ぶまれる数かもしれないので、いつも注意をして観察を続けている。そもそも主な食草と思っているヒレザンショウはすくない。
日本ではアゲハの代名詞と言えるナミアゲハが、沖縄では非常に少ない。原因の解明には多くの観察が必要で、食草ではとの原因がひとつ浮かび上がってきた。なぞ解明の探究は続く。

純白の可憐な小さな花

生育する姿は好みだ
オキナワクルマバナClinopodium chinense
シソ科 各島
浦添大公園の一角で、白くて小さい可憐なオキナワクルマバナが咲いている。3月から見ているが、まだ先き続けている。
野生のシソの仲間は可憐で小さな花をつけるものが多い。知人には、性質が強健で育てやすく、釣り鉢や花壇の縁取りに向いているということで、育種をしている。数年前に1鉢もらったヤエヤマスズコウジュはベランダで元気で、ちょうど今頃ウスムラサキ色の小さな花を咲かせていて楽しい。
オキナワクルマバナの形状から、もしかしたら観葉ものの釣り鉢に向いているのかもしれない。将来、ガーデンセンターで販売されていたりして。

鮮やかな緑のソテツの葉の上で休憩

新芽に産卵中の個体
クロマダラソテツシジミChilades pandava
シジミチョウ科 フィリピン原産
5月1日、浦添大公園にとうとう今年も小さな悪魔がやってきた。この小さなかわいらしいシジミチョウの一種がソテツマニアを震撼させているのだ。
つい先日、友人から「ところで今年はまだクロマダラソテツシジミはやってきてないよな、ソテツの新葉が順調だ」と言ってきたので、1日に見たよというと。しばらく固まってから、なにやら文句を言っていた。誰かの陰謀だとも。
3日前、ソテツの新芽の状態を見に行ったら、なんと数本におびただしい幼虫たちが新葉に張りついていた。まだ大部分は食害されてないが、1か月後にはすごい状態かもしれないと想像した。

海から採取してきたスヌイ

タマネギを入れて食べると、実にうまい
8日の大潮の日、友人のTさんと恩納村の海でスヌイを採取しに行ってきた。
成果はおよそ4kg とちょっと少なめだ。友人が言うには連休でたくさんの人が海に入りスヌイを採取したのだろうとのことだ。次の大潮には成長したスヌイがもっととれるはずと断言した。
妻が、スヌイがどこそこで取れているから採取してきての指令が下っていた。本人は天ぷらしか食べないのに、何でと聞いたら、ばあちゃんにあげるのだという。おそらくだが佃煮を作ってもらうのかもしれない。そのため半分近くは冷蔵庫から消えていた。
それでも私には十分、今日もスヌイを食べた。採れたてはほんとうにおいしい。

パンジーの葉をかじかじする幼虫

幼虫の襲来を受けたパンジーのプランター
ツマグロヒョウモン Argyreus hyperbius
タテハチョウ科
沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,下地島,来間島,多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,与那国,魚釣島
浦添大公園でプランターに植えられたパンジーが、ツマグロヒョウモンの幼虫たちの襲来を受けて、花がだいぶかじられていた。
葉、葉柄、花ともどもかじかじされていて、すでに茎だけの株もある。大きくなった幼虫は蛹になるのだが、手短にプランターの袖に蛹化しているやつもいた。だいぶ前に、雌がパンジー付近を低く飛んでいたのを観察していたが、こんなにも卵を産んでいたとは驚きだ。園内にはリュウキュウコスミレも自生していて、時々幼虫がいるが、どっちかというとパンジーにいる幼虫が目立っていて見つけやすい。
しばらくしたら、ヒョウ模様の成虫たちがあっちこっちで飛翔し、網を持った子供たちが追いかけまわすのだろうと、想像した。

イネと田草を間違えずに取り除いていた

せせらぎ広場の田んぼで田草とりをするみなさん
5日、名護城公園のせせらぎ広場にある水田の田草とりが行われた。イネは4月7日に植えられ、高さ30センチ余りに成長していた。
田草はイネにそっくりで、なれないと間違うらしい。苗を作った方は「ハマスゲ」と呼んでいるらしい。畑の雑草のハマスゲと違うので、別のカヤツリグサだと思う。みんな慣れているのか、1時間余りで終了し、付近の植物・昆虫の観察会を行った。
イネの葉には去年に引き続きイチモンジセセリの幼虫がたっぷりついていた。私的にはもったいないが、イネの成長には大変悪いので、退治された。6月には穂がでて7月には刈取りが行われる。

鳥の糞を吸汁するクロセセリ
クロセセリNotocrypta curvifascia
セセリチョウ科 琉球列島、台湾、インドシナに分布
大宜味村でクロセセリが鳥の糞を吸汁している場面に出会った。
蝶が鳥の糞を吸汁するのはミネラルをとり込んでいるとのことだ。めったに出会わない場面なので、遠くから観察し、撮影した。
吸汁はかなり一生懸命らしく、接近しても逃げなかった。通常だとすぐに飛び去って、接近を拒むことが多いのにこの日は違っていた。

とっても美しいオキナワカラスアゲハ
オキナワカラスアゲハPapilio okinawensis
アゲハチョウ科 伊平屋、沖縄、久米、慶良間諸島に分布する固有種
大好きなオキナワカラスアゲハをやんばるで見続けていると、浦添大公園にもやってこないかなと思っていたら、本当にいた。願いは叶うようだ。
4月26日の朝、あまりにも突然、目の前にいた。わが目を疑った。ゲッキツの葉に止まり、どうだと言わんばかりにとっても美しい翅を広げていた。もちろん方にはカメラバッグを提げているので、すぐにカメラを取り出し撮影した。
どんどんと接近したら、身の危険を感じてか、かなたに飛び去ってしまった。姿が見えなくなるまで、追い続けた。その後再びはまだない。

梢にとまっているフタオチョウ
フタオチョウPolyura eudamippus weismanni
タテハチョウ科 沖縄
十数日前、浦添大公園でフタオチョウが高さ4メートルほどの高さのクワノハエノキに止まったのを撮影した。
晴れて、上空を特有の飛び方で飛翔していたので、いつかはとまるだろうと観察を続けていたら、15分後にやっと止まってくれた。空を見上げていたので首が痛くなった。フタオチョウは知る人ぞ知る沖縄県指定の天然記念物。以前にも数回見ているし、記録も同公園で多いので生息しているのは間違いない。
晴れるたびに、多くの観察を続け、生息を確実なものにしたい。次は葉にいる幼虫探しだ。あ~あ、首が痛い。

ムラサキツバメの幼虫お尻部分とアリ
ムラサキツバメNarathura turbata
シジミチョウ科 沖縄島,宮古島,石垣島,竹富島,小浜島,西表島,
波照間島,与那国島,南大東島
少ししまえ、大宜味村の山に行ったときにムテバシイの新葉にいるムラサキツバメの幼虫を見つけることができた。
シジミチョウの幼虫なので、やはりセットでアリが付近をたむろしていた。ちょっと面白いと思ったのは、通常葉をまいて巣をつくり、その中に潜んでいるのだが、たまたまなのだろうお尻が丸見えだ。もちろんアリも付近をウロウロしているので、居所がすぐにわかってしまう。
何十年も前に飼育したことはあるが、感触を忘れてしまった。今月末に行ったときに大きい幼虫がいたら連れて帰ろうと、ちょっとだけ思っている。飼育を始めると、病み付きになりそうなので、ちょっとこわい。

アダンの筆づくり開始

筆になる部分の皮を取り除く

穂先になる部分の繊維がほぐれるまで丁寧にたたく

穂先の繊維をそろえる

アダンの筆の完成

出来立てほやほやのアダン筆で書いてもらいました

上手でしょうと見せれました
3日午後、浦添大公園内の管理事務所でアダンの根を使った筆づくり体験教室が行われ、多くの親子でにぎわった。
はじめにアダンという植物についての解説に続き、アダンの根で実際に筆を作る方法を説明した。参加者はハンマーを手に取り、筆先になる場所を丁寧にたたき繊維を柔らかくした。きれいに細くなったら、ハサミで切りそろえて完成。実際に描けるか、半紙に思い思いに書いてもらった。
アダン筆の出来栄えの良さに大人も嬉しそうに感激の声を上げる方もいた。また、子供たちは大好きなキャラクターや文字を書いて自慢げに見せてくれた。

世界一の蝶と蛾

世界一のカミキリムシ

世界のカブトムシたち

色鮮やかなセミ

コノハムシの仲間たち

大きいバッタの仲間たち
今日から6日まで名護城公園管理事務所特別展示室で、世界の昆虫展が始まった。とにかく、スゴイ。世界一がいっぱいだからだ。
展示の期間中の5日の午後1時30分から昆虫専門家による解説会も行われる。名護でこんなにたくさんの珍品昆虫が集まるのは初めてかもしれない。また、展示だけではなく、昆虫に関する様々な解説は結構面白そう。
名護城公園には北口から入る方が良い。というのも、新しくできた伊佐川から世富慶に抜ける新名所の長いトンネルが楽しめるからだ。世界の昆虫展はこのゴールデンウィークのおすすめ。

独特の香りのするニオイタデ
ニオイタデPolygonum odorata
タデ科 熱帯アジア
いわゆる内地のニオイタデではないハーブの紹介。友人の説明によれば東南アジアでは普通の野菜として食べられているとのこと。
2か月も前になるが、たまたま試食会を催している場に行ってしまったことが発端。ニオイタデの天ぷらを口に入れた。今までカメムシの香りのするやつや、その他もろもろのハーブ類とは違う食感と香り。思わず、んとなったが。そこは好奇心の塊。美味いと言ってしまった。もちろん、笑顔満面の友人は機関銃のように解説を付け加えたのは言うまでもない。
近いうちに、このニオイタデを沖縄中に広めたいと意気込んでいる。どうしよう、美味しいと言ってしまった。
てぃーだイチオシ
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